見出しの表示は下記の通りグループごとに☆、☆2、☆3、☆4、☆5と変えています。
【☆支援活動報告】←第1グループ
【☆2=支援活動報告】←第2グループ
【☆3=支援活動報告】←第3グループ
【☆4=支援活動報告】←第4グループ
【☆5=支援活動報告】←第5グループ
----------------------------
第5グループ=3班:三上晃典(名寄市職労)
5月10日(火)08:37
◇9日夜の班長会議から、今夜の夜番がスタートします
【班長会議の写真】
議題の中で、支援物資の取り扱いについての話題となりました。
仮設住宅に引っ越して避難所を出た人達については、米とか家電も一通り揃い、商店の品揃えも回復してきています。
独立が原則!が宮古市としての考え。
班長さん達からは「(避難所外の人に)避難所の支援物資を渡す・渡さないは市役所で統一の見解を出してほしい」との要望がありました。
実際、市内の各避難所での対応が違っていたり避難者間の会話の中で「○○小に行けば△△が貰える」など噂が広まっていたりするのも聞こえてきているそうです。
住民対応としての部分、市全体で決めていくルールとしての部分や、いろんな兼ね合いもあり、市職員としても対応に苦慮しているという率直な想いが宮古市職員の方からも話されました。
◇民間ボランティアのフォードさんとチャーリーさん
民間ボランティアで来ているフォードさんとチャーリーさんです。
フォードさんは奥さんの実家が宮古市で、何度も宮古市に来ている方です。日本語もペラペラです。
【フォードたちと(中央がフォード)】
フォードさんが作成した宮古市の被災状況をまとめた動画をipadで見せていただきました。
(フォードさんの職業はコンピュータプログラマ)
【ipadでford作成の動画を見ています】
動画は、津波の被害にあった市内のありのままの姿。震災から立ち上がろうとする市民の姿などが紹介されています。
避難所の住民の方とも一緒に見ました。動画を見ている住民の方の目には涙が浮かんでいました。
我々も悲惨な状況に言葉を失っていました。この震災から宮古市が復興していくために
支援活動を精一杯がんばりたい思いが強くなりました
動画はYouTubeでもアップロードされています
http://www.youtube.com/watch?v=-VnPvEloDT0
9日の深夜は大雨で
体育館の屋根に雨が当たる音がうるさい夜でした。住民の方も安眠できたかどうかちょっと心配です。
◇10日の朝ごはんの配膳です。
大袋に入った味噌汁を鍋に移し替えます、こぼさずバッチリできました。
フォードさんも配膳を手伝ってくれていました。
器用に箸をつかい、きんぴらを小鉢に取り分けていきます。
【味噌汁うつしかえ】
【フォード・食材配膳】
【朝ごはん】
自衛隊から袋状態で届く食材はこんな感じです。
【袋食材(ごはん)】
【袋食材(味噌汁)】
◇宮古市役所ではいま…
今朝まで宮古第二中担当だった宮古市職員・箱石さんの職場は財政課で。ここ最近での仕事についてお話を聞かせていただきました
4月15日の臨時議会で23年度1号補正が可決され、6月の市議会で2号補正となっているのですが、補正というよりも当初予算を全面組み換えとなる予定だそうです。
現在、箱石さんは各課のヒアリングの業務に携わっています。
震災にかかる財源確保で、予算を落とせるところは落とすのですが、生活や福祉など落としようのないところも多く、財政担当者としても大変であることを伝えてくださいました。
震災にかかる予算措置も、超法規的措置が取られ、契約関係で予算議決前の契約締結で支出を施行していたとしても遡って有効にしたりなど、融通を利かせた財政運営を行っているようです。
3月などは、工事の支払いで書類が見当たらず支払額の全貌が見えない中でも、震災復興の工事をする企業に払えるだけ支払うという形があります。それも企業に対する復興支援の側面でもあったと話してくださいました。