見出しの表示は下記の通りグループごとに☆、☆2と変えています。
【☆支援活動報告】←第1グループ
【☆2=支援活動報告】←第2グループ
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第2グループの報告=第3班:愛宕小学校支援 札幌市職・柳原 大
(道本部・小杉談=柳原さんは手先がとても器用で得意の工作(?)でいろいろなものをつくり、避難所のみなさんに喜ばれていました)
避難所で突然自治会長から、ホワイトボードのペンとイレイサーを保管する場所がほしいと言われ作ったのが第1作でした。
その後、黒板消しを発見し、当番表でチョークが卓球台の枠の上に乗っていたので、第2作目の板消しとチョークを立てるケースを作成し、自治会長へ報告ししばらくすると、自治会長が何を思ったのか、うちには一級建築士がいるからと、周りの方に言いふらし?はじめたのが、避難所勤務初日のことでした。
翌日、「インターネットを見られるパソコンの利用方法を、簡単に案内する看板がほしいね」と言っていました。
ちょうど良い箱が空いたので看板と、ルーター、電源タップを収納する箱を兼ねた物を作成してみました。
同日、横須賀から支援に来ていた保健師さんから、うがいの状況と紙コップの在庫状況を尋ねられ、充分にあることを伝えると使った紙コップを使い捨てにしてほしいと要望があったので、その対応のため作成したのが、水場への紙コップ置き用のケースです。
うがい用として2個、水飲み用として1個、給茶コーナー用に1個作成しました。
この紙コップ置きを作成している際に、班長の岩淵さんから、紙コップを1つずつ引き抜ける紙コップケース作成を命令され、試行錯誤の結果完成したのが次の作品です。
当初、紙コップを引き抜くためには強い力が必要で、どうやって壁に固定するか悩みましたが、答えが出ずやむななく一旦保留し翌日を迎えました。
すずらんテープすらない避難所で、偶然、ゴミ箱に新聞を束ねていた荷造り紐が残っていたのを発見、3つに割き横に穴を開け紐で縛ってみることにしました。
左手でケース本体を持ち、右手で紙コップをこじると1つずつコップを入手することができます。
クリックすると大きく表示されます
事務局の側で身体の不自由なおじいさんが、毎食床に置いた食べ物をつらそうに食していたのが気になっていました。ちょうど良い箱が手に入ったので試行錯誤の結果、無事テーブルが完成しました。
足の部分は、台形に加工した箱と、未加工の箱を組み合わせて接着し、ハの字になるように加工したことで、正座したときにひざが入り、おなかをテーブルに近づけることができるようになりました。また、足のむきを間違わないように青いテープで上部を色付けし。足と天板を別々に分離できるように接着しませんでしたが、安定感もあり、片付けやすいテーブルになりました。
周囲の方からも良いものを作ってもらったねと声かけもあり、おじいさんはとても喜んでいました。
食後はテーブルを大事に片付けてくださり、今後も引き続き使っていただけるようすでした。
避難所の住人全体に喜ばれる工作も楽しかったのですが、たった一人の方のための工作も楽しい作業でした。
あっ、ジャガイモ洗いは大変でしたが、茹でジャガイモ作成も楽しかったですよ(笑)