東日本大震災の自治労の復興支援活動は4月10日スタートした。北海道本部からの第1グループ15人は、4月10日午前11時過ぎに青森空港に到着した。
その後、自治労本部対策本部(平木さん、矢吹さん)と青森・京都・和歌山県本部と合流、総勢32人で、自治労本部が準備した岩手県交通バス(所要時間5時間)で宮古ベースキャンプにむかった。
各自昼食後に集合し意思統一のあと全員で写真撮影。クリックすると大きく表示されます。
今回の参加者は、全道庁労連から5人、石狩市職労2人、岩見沢市職労1人、深川市職労2人、滝川市職労2人、釧路市役所ユニオン2人、道本部(木村、写真左から3人目)から1人の15人
道中、被災地域を通りましたが、たしかにテレビで観た光景が広がっていました。
しかし、実際に見る被災地は「ひどい…」としか表現しようのないほど何もかもがメチャクチャでした。
川の上流に向かって津波が押し寄せ、川を氾濫させて堤防を軽々と超えて山の中腹まで船が打ち上げられていました。
家々や店、会社の1階は、少しだけの骨組みを残してことごとく廃墟と化していました。
3セクの鉄道線路が歪み曲がって山側に張り付いていました。
電柱の天辺に漁網と浮き玉がぶら下がっていました。
まだまだ一杯あるのですが…私たちが通った沿線はまだマシな方と聞いて暗澹たる気持になってしまいました。
バスは約5時間かかって宮古BCの「宮古ホテル沢田屋」に到着。BC到着後、18:30から、他県も合流して10チーム揃っての全体ミーティング。
勤務ダイヤは時間的に相当ハードなもので、12時間の2交替制、24時間勤務というのもあり、明日から健康管理に気をつけながらしっかり頑張らなければ…との気持を強くしました。
(深川市職労番水さん提供画像。4月11日追加アップしました)
19:30からの夕食は、明日から交替制勤務がスタートするため、全体が揃うのは最初で最後。
支援活動への期待なのか、ホテルで出してくれた料理は、震災の影響で名産品も打撃を受けている中でも心遣いが感じられるなかなかの品々でした。
自治労の仲間を支え復興を担う活動に、全力で取り組んでいきます。
(現地報告=道本部・木村)