社会福祉評議会

2013年08月21日

地方版「子ども・子育て会議」で発信が重要!=第34回全国保育集会

「きちょくれ大分 湯ったり ゆったり子どもの未来話そうえ」をスローガンに、8月10日(土)~8月12日(月)の3日間、大分県・大分市で「第34回全国保育集
会」が開かれ、全国から約1,300人(北海道からは11単組・21人)の仲間が参加した。

開会に先立ち、地元歓迎アトラクションとして、『禅海少年太鼓「和」』のみなさんの迫力ある演奏が披露された。続いて主催者を代表して荒金中央本部副委員長、開催県本部を代表して森迫・大分県本部委員長をはじめ、多くの来賓から祝辞と歓迎のあいさつがあった。

基調提起では、西村・社福評事務局長から「この間の経過と取り組みについて」、東向・社福評保育部会部会長から「保育をめぐる現状と課題」、本橋・社福評保育部会幹事から「児童館・放課後児童クラブ(学童保育)をめぐる現状と課題」について提起があった。

続いて、高崎山管理公社職員の木本智さんが「高崎山のサル社会について~サルからヒトへ忘れかけた物への気づき~」と題し、サルの出産シーンや、歩く距離を少しずつ長くしていく訓練を母ザルが行っている様子、二つの群れを制したボスザルのエピソードなどについてユーモアにあふれた講演を行い、講演後は地元のゆるキャラで高崎山のイメージキャラクター「たかもん」とアイドルユニット「ピークル」による「たかもんダンス」も披露され、参加者も一体となって盛り上がった。

第2日目は、「子育ちを支えつなぐ地域の連帯」ほか九つの分科会、第3日目は「自治労の保育運動」ほか四つの分科会と五つのステップアップ講座、六つのフィールドワークが開かれ、テーマごとに学習と交流を深めた。

全体を通して、現在「子ども・子育て会議」において議論がすすめられている「子ども・子育て支援新制度」を意識した提起や議論が行われ、地域における公立施設の役割を自らが再認識し、地方版「子ども・子育て会議」などを通じて発信していくことの重要性が確認できたことで、有意義な集会となりました。


現地実行委員会が発行した教宣紙「かぼすきー」には、集会のようすが詳細に掲載されています。ぜひご覧ください。

かぼすきー第1号(一面)をダウンロード
かぼすきー第1号(二面)をダウンロード

かぼすきー第2号(一面)をダウンロード
かぼすきー第2号(二面)のダウンロード


-------------------------------------

【北海道団参加者の声】

◇富良野市労連・野村 国広さん
20130815zenkokuhoiku-nomura-8100167.jpg

一番印象に残り、みなさんに伝えたいことは、防災の講座で福島の方が話した、「3.11以来、いまだに自宅に帰れていない現状がある」ということです。園で想定できる訓練は、日頃からやっていて無駄ではないということでした。自分も職場に戻り、しっかり生かしたいと思いました。ともに頑張りましょう。

◇帯広市労連・佐藤 麻里絵さん
20130815zenkokuhoiku-satou-8100167.jpg

全国の保育に携わる多くの方々と食物アレルギーと発達障害児支援について学び、私たちが子どものためにできることの可能性の広さを感じました。日常から離れた空間と時間の中で、日々の中では見ることができない視点を学び、今後一人ひとりの子どもたちと向き合っていく上で、大きな励みになっていく保育集会でした

コメントを投稿


組合員専用ページのTOPへ

Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.