【ひとりごと】女性を「侮辱」、とんでもない橋下市長
あれはちょうど、参議院議員選挙の年2007年だった。知事選で荒井さとし衆議を知事に!とたたかっていたさなかのことだ。
安倍政権当時の柳沢厚生労働大臣が、2月、「女性は産む機械、装置、一人頭ででがんばってもらうしかない」の発言で国会が紛糾した。
少子化を解消するための施策を打ち出すべき柳沢厚生労働大臣の発言だ。
あれから6年、参議院議員選挙の年に、さまざまな暴言を発してきた橋下市長が、従軍慰安婦制度を「必要だった」と述べたり、沖縄で在日米軍に風俗業活用を促すなど持論を展開している。
大阪市民は、こんな市長をその座から引きずりおろすべきだ。女性を侮辱し、人間の尊厳を踏みにじる発言は絶対許すことはできない。
こんな人を「総理にしたい」と言っている石原なにがしも、「軍と売春はつきものだ」と、とんでもない発言をして橋下市長を擁護している。いつになっても変わらない人である。
ちなみに、村山総理の談話では「いわゆる従軍慰安婦問題は、女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、私はこの機会にあらためて、心から深い反省とお詫びの気持ちを申し上げたいと思います」としている。
安心できる言葉だ。
また、政府は当時、元従軍慰安婦問題についての事業計画を発表している。この発表者は、5月7日に亡くなった、自治労道本部政治フォーラム顧問の五十嵐広三元官房長官だった。
事業計画「女性のためのアジア平和友好基金構想4つの柱」
1.内閣総理大臣から元従軍慰安婦方々にお詫びの手紙を差し上げる。
2.こういう歴史的事実を二度と繰り返さないためにほかのことも含め、歴史資料センターをつくる。必要な歴史教育を平和のためにしっかり行う。元従軍慰安婦の方々に対して行った過去の反省をしっかり後生にに伝え、繰り返さないよう民族として反省を明確にしたい。
3.元従軍慰安婦の方々の医療および福祉などのために支援事業に対して、政府が償いの意味を込めて資金を支援させていただく。
4.元従軍慰安婦の方々に償いの一時金を差し上げるために広く国民に募金を求めて基金をつくる。
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