女性部
2013年02月19日女性の参画で、社会全体にゆとり=網走地本女性部・男とも推進委員会
網走地本女性部は2月16日、北見市で「男女がともに担う網走地方本部推進委員会学習会」を開き、委員9人が参加した。
西田一美・自治労本部総合企画総務局長を講師に、「男女がともに担う委員会と男女平等産別統一闘争」と題し講演があった後、参加者との意見交換を行った。
西田局長から、「政策決定過程への女性の参画率」「世界における日本の男女平等度、男女平等産別統一闘争の意義」「男女がともに担う自治労計画策定の過程」「各県本部における特徴的な取り組み事例」などについて説明があった。また、「本部で提起している6月の男女平等産別統一闘争の推進について、『なぜ忙しい時期である6月にやるのか?取り組む必要性があるのか?』といった意見も聞かれる。実際、男女ともの学習会開催も減ってきているが、数値でみても明らかなとおり、改善されていない現状の中で、女性のポジティブアクションが必要である。男女がともに担う運動は、混沌とした社会を変える手段である。当たり前の状況を覆していくことが大切であり、『男性は席をあける勇気を』『女性は席に座る勇気を』」と強調した。
最後に、「女性の参画で、社会全体にゆとりと潤いをもたらすことができる。今日のお話を参考にしながら、網走地本男女とも委員会としての議論を進めていく」とまとめた。
参加者からは、「男性の意識改革のみならず、女性側の意識改革も必要ではないか。女性が従来、役職を任されていない現状もあるので、いきなり求められても、正直自信がない。少しずつ力をつけていく、それが女性のエンパワーメントではないか」「男女、それぞれの意識のギャップをどう埋めていくかが課題」「男女平等の法律が一定程度、整備されているが故に交渉が難しい」「主旨は理解するが、実際のところ組合運動において女性が役職を担う(任せる)ことの困難さがある」「組合・仕事においても男女の課題を意識したことがない」といった意見が出された。
**************************************
(学習会を開催して)
とても素敵な方である。女性参画におけるパイオニアであろう西田局長。今でこそ、少しずつ役員を担う女性が増えてきているが、男女とも議論がスタートした当時においては、今ほど環境が整っていたわけではなかろう。「男性社会の中で悔しい思いもした」という言葉も、ご本人は笑顔で、さらりとおっしゃっていたのが、とても清々しい。参加者は元気と勇気をもらったに違いない。
果たして、10年後はどのような社会になっているだろうか。これから続く女性たちが、がんばっていける環境整備のためにも、より一層議論を深めていかなければならない。
(男女がともに担う網走地方本部推進委員会 委員長 結城みどり)
組合員専用ページのTOPへ