青年部

2013年01月16日

仲間と悩み、考え、一歩ずつ運動を進めよう=青年部春闘討論集会

道本部青年部は、1月12~13日、札幌市・定山渓グランドホテルで「2013自治労北海道本部青年部春闘討論集会」を開き、100単組総支部301人(うち女性60人)が参加した。

20130111seinensyuntou-1-0312.jpg

この間、春闘の取り組みも集会に参加するだけで終わってしまう単組があることや、新規採用が回復傾向にあるなかで、集会参加者も採用1~3年目の仲間が半数となっている状況を踏まえ、集会では、「春闘の意義を学ぶ」という基礎学習を行い、単組総支部での運動につなげていくことを目標とした。

集会のはじめに、瀧口青年部長があいさつを行った

講演では、中央本部・佐々木青年部長が「春闘の意義と課題~青年部のすべきこと」と題して講演した。

20130111seinensyuntou-2-0050.jpg
【講演する、本部・佐々木青年部長】

佐々木青年部長は、「日本では企業別組合が多く、各個人が『会社あっての自分』という意識が強いため、要求を掲げにくい状況があった。それを克服するため、労働者みんなで同じ要求を掲げて一斉にたたかったことが『春闘』のはじまり」と話し、「ひとりのわがままではなく、みんなの要求とするためにも、仲間と一緒に運動をしていこう」と訴えた。

その後、来賓あいさつ、議案提起があり、分散会討論を行った。

分散会では、「一年間の超勤が480時間。そのうち460時間が不払い残業。金額に換算すると56万円になった」「保育職場では、昼休みも保護者への連絡帳の作成。明日以降に使う教材の準備は、自宅に持ち帰って作成している」「上司から『早く帰れ』と言われ、仕事が残っていても帰らざるを得ない。上司が帰った後や早朝に職場に行き、仕事をしている」など、不払い残業・タダ働きをさせられているとの話が多く出された。また、国家公務員の平均7.8%削減については、「事前アンケートで実損額計算を行い、金額を見て危機感をもった」との声も出されていた。
 
20130111seinensyuntou-3-0086.jpg
【分散会討論ではさまざまな実態が出された】

集会2日目は、4本の分散会報告、2本の平和の旅報告を行ったあと、全体討論を行った。全体討論では、音威子府村職や全道庁労連などから「独自要求闘争」、留萌市職労から「青年部復活の経過」など、全体で15本の発言があった。

20130111seinensyuntou-4-0299.jpg
【合計15本の発言で、方針が補強された】

集会の最後に、瀧口青年部長から「分散会で仲間と話したことにより、これまで『当たり前・しょうがない』と思っていたことも、『おかしい・改善したい』という気づきや決意に変わってきた。先ずは、仲間と話すことから運動を進めていこう」「必ずしも、思い通りの結果にはならないが、仲間と一緒に悩み、考え合いながら、一歩ずつ運動を進めていこう」と集約を行った。

20130111seinensyuntou-5-0305.jpg
【集約する、瀧口道本部青年部長】

その後、全体の拍手で春闘方針などを確認し、2本の決議と集会宣言の採択を行い、瀧口青年部長の団結ガンバローで春闘討論集会を終えた。

なお、13国民春闘の強化にむけて青年部では、『道本部青年部統一要求書行動』を柱としながら、「時間外実態点検表」「団結デスクマット」などに取り組んでいく。また、8月に開催する全道夏期交流集会も見据えながら、春闘オルグを強化していく。

2013道本部青年部春闘討論集会当面の闘争方針をダウンロード

コメントを投稿


組合員専用ページのTOPへ

Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.