連合ニュースレター

2013年01月21日

<政策ニュースレター第250号>社会保障審議会医療保険部会に報告

連合より政策ニュースレターの報告がありましたので、お知らせいたします。

1月9日に開かれた第60回医療保険部会で、昨年11月7日以降3回にわたり議論を積み重ねてきた課題に関する「議論の整理」が取りまとめられた。

これは、(1)協会けんぽの財政対策、(2)高齢者医療制度における支援金の負担のあり方、(3)70 歳~74 歳の患者負担の取り扱い、(4)高額療養費制度の改善、(5)その他(健康保険と労災保険の適用関係の整理など)の項目ごとに、部会で主張された意見が網羅的に盛り込まれたものである。

本課題は次年度政府予算編成に関係するため、部会として取りまとめを急ぐ必要があったことから、各委員には今回の部会開催を前に「議論の整理」の事務局案が送付(12月27日付)され、事前の文案修正・確認作業が電子メールベースで行われた。

菅家副事務局長は、協会けんぽへの国庫補助、高齢者医療制度の見直し、70 歳~74 歳の患者負担の議論について、これまで部会で主張してきた内容を正確に反映することなど求める意見書を提出した(別紙1)。

このような調整を経て、1月9日の部会には委員からの修文要望も踏まえた「議論の整理(案)」が提案され、改めて修文をめぐって議論が行われたものの、遠藤部会長より、「最終的な判断は部会長一任としてほしい」との提案を受け、委員はこれを全会一致で了承。同日のうちに最終の「議論の整理」が取りまとめられた(別紙2)。

今回をもって医療保険部会での議論は終了し、当面、次の部会開催は未定となった。

なお、1月15日に平成24年度補正予算案が閣議決定され、これには70~74歳の患者負担割合を来年も1割負担とする予算措置が盛り込まれている。協会けんぽの財政対策については依然未定である。


20130107連合・菅家_医療保険部会_議論の整理(案)に関する意見をダウンロード

医療保険部会_議論の整理をダウンロード

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