道本部情報

2012年11月21日

【道本部情報】2013年度道への要求と提言の「意見交換」対道交渉

道本部は、11月19・20日の両日、札幌市・北海道庁で2013年度の道政への「要求と提言」について道との意見交換を行った。

「要求と提言は」職場の課題や制度上の問題点など90項目からなり、10月24日に提出し、11月2日に回答があった。

意見交換には職能三評、女性部、消防協、学校栄養士連絡会など、各職場と道本部から延べ50人が出席した。

意見交換の時間は十分とはいえなかったものの、住民サービスの最前線で働く組合員の声を伝え、また、道からも一定の回答を得ることができた。意見交換の結果は、今後の道本部政策方針に反映していく。
要求内容については、公契約条例・公共サービス基本条例制定にむけた要求をはじめ、現業・社会福祉・衛生医療各職場における要求、消防職場の要求、男女平等参画の要求、農業課題と幅広い問題解決に向けて、自治労としての要求を訴えた。


男女平等行政の拡充に関する要求では、「せわずき・せわやき」(すきやき)隊の参加促進。ファミリーサポートセンターも含め、ボランティアではなく予算化、補助金の活用拡充。障害児の受け入れ体制の充実。男女平等参画男女平等参画・女性に関する条例制定・計画策定への市町村支援。意識の啓発。女性の就労拡大、管理職比率向上を促す取り組み促進を要求した。

20121119daidou-1-0005.jpg
【写真】男女平等参画においての意見交換を行う、道本部女性部役員

社会福祉関係に関する要求では、介護職員の処遇改善の促進。児童虐待対応としての児童相談所職員の体制強化。市町村の機能強化支援。障害者雇用の促進、自主雇用率の設定。子ども・子育て支援関連法成立に伴う行政窓口一本化。・子ども園は、保育の観点よりも託児の観点でのウエイトが高い状況にあり、保育の後退が予見されるのでそれに対する方策を要望した。

20121119taidou-2-0650.jpg
【写真】社会福祉課題について意見交換する、道本部社会福祉評議会役員

現業職場及び環境保全・廃棄物行政に関する要求では、災害発生時における広域的支援体制の構築。清掃工場における電力発電の再生可能エネルギーとしての認識。在宅医療廃棄物の扱いに係る調査進捗状況の公表を要求した。

20121119taidou-3-0654.jpg
【写真】現業課題について意見交換する、道本部現業評議会役員

衛生医療行政の拡充に関する要求では、病院事業への地方交付税の使途状況の確認。地域保健対策推進に係る人員(専門職)の確保。体制整備。大規模災害における被災者の健康管理課題への体制整備。災害要援護者に係る支援計画の道内状況。看護職員の厳しい勤務環境への対策要望。再就業・定着・離職防止への取り組み。道外流出防止対策(修学資金制度応援、免除期間特例の設定)。保健医療従事者の過重労働による健康障害防止の取り組み。地域保健関係職員(中堅職員)への研修充実を求めた。

20121119taidou-4-0657.jpg
【写真】衛生医療行政の拡充に関して意見交換する、道本部衛生医療評議会役員


教育庁関係の要求では、栄養教諭の勤務状況を考慮した食育推進に係る各市町村教育委員会への助言。食育を広く推進するための体制充実をはかる支援(研修など)。調理員の資質向上の取り組み。栄養教諭の定数充実支援。食物アレルギーへの学校職員全員の共通理解を推進するための研修充実を要求した。


消防行政と労働条件に関する要求では、休憩時間の繰り上げ・繰下げを整理していない消防本部の調査と事例を総務省へ報告すること。消防本部間での勤務条件の改善。PTSD(年数を経て発病する場合も含め)などの対策の充実。「北海道消防広域化推進計画」について、北海道の地域特性を考慮すると難しいと思われる。「消防力の整備指針」は最低基準という認識をしてほしい。救急隊員の充足率の向上を各消防本部に働きかけてほしい。防災航空室の人員の増員。防災航空室は別回線でのシステムの構築。北海道消防学校での安全管理教育の充実。北海道消防学校の寮(2箇所)の改善。消防学校教官の派遣は早く派遣側の消防本部と意見交換をすることを要望した。

20121119taidou-6-0057.jpg
【写真】課題の対応などを求める道本部消防協議会役員

20121119taidou-7-0066.jpg
【写真】職場での実態などを訴える、鎌田・道本部消防協議会会長


要求内容と回答については下記をご覧ください。
北海道への要求内容と回答をダウンロード

コメントを投稿


組合員専用ページのTOPへ

Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.