青年部

2012年11月12日

なぜ組合が政治闘争をするのかが理解できた=青年部政治集会

道本部青年部は、11月10日、札幌市・自治労会館で「なぜ労働組合が政治闘争をたたかうのか」をテーマに「2013年度道本部青年部政治集会」を開き、54単組・総支部97人(うち女性21人)が参加した。

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はじめに、瀧口青年部長が、確定闘争や原発の課題にふれながら、「すべての課題が政治にかかわっている。私たちの仕事や生活が政治の関わりを学ぶとともに、分散会では職場の悩みや不安、政治に対する思いを率直に議論していこう。」と述べた。

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【瀧口・道本部青年部長】

来賓あいさつでは、山木道本部企画総務部長が、確定闘争の状況や国会情勢などにふれ、「現場で地域住民と携わり、さまざまなサービスを提供している立場の私たちにとって、自分たちの権利だけでなく、仕事の面でも政治闘争は重要なこと。青年部のスローガンにもある、交流して学び合い実践することこそ重要」と述べた。

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【山木・道本部企画総務部長】

その後、「労働組合と政治闘争」と題し、日本社会主義青年同盟北海道地区本部・羽場尚樹委員長が講演した。

講演では、小泉改革や規制緩和が労働者に与えた影響を話すとともに、「資本に都合の良いように社会はつくられている。労働者としての思想を身につけることが大切。それが10年後、20年後の力になってくる」「資本側が進める合理化が職場にどのように貫かれているかを見るためには、生産現場、職場実態を見ることが大切。職場実態討論から、職場のどこに不満をもっていて社会のどこにつながっているかを考え、社会との関連性をみることができれば、政治闘争の必要性も見えてくる」と話した。また、「新しい発想力と斬新な行動力で、社会を変える力があるのは青年労働者である」と青年への激励と期待をこめたメッセージを訴えた。

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【社青同北海道地本・羽場委員長】


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【参加者からは、質問が出された】

引き続き、14の分散会にわかれ、職場実態討論や政治への思いを交流した。

分散会では、「時間外勤務の事前命令が徹底されていないなどの悩みが多く出された」「時間外が慢性している職場もあり、適正な人員配置の実施を訴えていくことが必要でだ」などの慢性的な超勤・不払い残業の不満が多く出された。
そうしたなか、「しっかり上司に報告してから、残業をするようにした」「自分たちで時間外のチェックをしている」など、職場から改善にむけた運動を展開している報告も出された。

また、講演や分散会討論を通じて、「政治闘争の意義、なぜ組合が政治闘争をするのかということが理解できた。自分たちの声をくみ取ってくれる代表者を選出する必要があることを仲間に伝えたい」「いきなりビラ配りなどが行われ、青年から政治闘争が敬遠されている。学習の必要性を感じた」などの声が出された。

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【分散会のようす】

最後に、瀧口青年部長が「生活・職場実態を振り返ることから、自分たちの求める政策、めざす社会を考え合っていこう。今日学んだことを仲間に報告し、一人ひとりが政治闘争をたたかう意識をみなさんと一緒に作っていこう」と集約し、団結ガンバローで閉会した。

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