単組情報

2012年11月21日

【単組情報】日鉱日石エネルギー・㈱室蘭製油所存続を求める署名=室蘭市職労

室蘭市にあるJX日鉱日石エネルギー室蘭製油所(日量18万バレル)は、苫小牧市の出光興産北海道製油所(日量14万バレル)とともに、北海道への燃料供給に重要な役割を果たしています。しかし、先月末に新聞報道でJX日鉱日石エネルギー㈱は2014年3月までに室蘭製油所の精油機能を停止し、事業を再構築し石油化学工場化するとの決定を行ったと発表されました。

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全くの撤退ではなく石化工場化として特化するということになりますが、税収や関連産業の雇用面など多大な影響を地域にもたらすことは間違いありません。また、室蘭製油所の停止後も油槽所機能は残し仙台製油所等からの石油製品を受けて道内への供給拠点とするとされていますが、室蘭の地は台風などの荒天にも強い天然の良港を有するうえ、噴火湾を震源とする地震でない限り津波の影響も受けにくい、とも評されており、リスク分散の面からも室蘭製油所は寒冷地北海道への安定的な石油供給に欠かせない存在です。

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【JX日鉱日石エネルギー室蘭製油工場。最近、工場夜景を売りにしています】


さらには、このような事業の再構築は、精製能力の削減基準を実質的に義務づけた「エネルギー供給構造高度化法」に基づいていますが、これは東日本大震災の前に策定されたもので、脱原発にむけて大きく舵を切った現状には即していないと思います。

こうした室蘭製油所の停止問題に対し、室蘭・登別・伊達の3市やそれぞれの地区連合をはじめとする地域の諸団体が構成する「存続・維持を求める会」が署名運動を行っています。

今回、室蘭市職労・宮下委員長から、署名運動に関しての取り組み要請がありました。ご協力いただける方がおられましたら、ぜひ取り組みをお願いいたします。


※下記をクリックすると室蘭市のHPでインターネット署名ができます。
【室蘭市ホームページ】http://www.city.muroran.lg.jp/main/org2260/jx_nisseki.html

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