連合北海道

2012年11月02日

職場課題、制度上の問題点を交渉=13年度道予算編成に関する対道交渉

連合北海道は10月31日に、札幌市北海道庁で「2013年度道予算編成に関する要求と提言」に関する対道交渉を行った。

道側は43人(経済部、環境政策部、保健福祉部、総合政策部、水産林務部、総務部、農政部、教育庁)、構成産別側は延べ35人(連合北海道、森林労連、UIゼンセン、北海道私教協、電機連合、北教組、JR連合、国公連合、JR連合、全建総連、道学組、自治労道本部、全道庁)が参加した。

20121031rengouteigen-0573.jpg

今回の交渉は、8月22日に「要求と提言」を北海道へ提出し、北海道からの一次回答を受け、その中から交渉項目を選定して交渉(意見交換)を行った。
交渉は道庁の担当部門毎に行われ、構成産別側は各職場と道本部等から出席し、職場の課題や制度上の問題点などについて、道側の回答を求めた。

具体的な交渉事項は下記の通り。

【経済部】
雇用の安定・創出と公正な労働条件の確保。地域資源を生かした地場産業の振興と地域の活性化。北海道の資源を活かしたエネルギー(新・再生可能)・環境政策づくり。

【環境生活部】
雇用の安定・創出と公正な労働条件の確保。

【保健福祉部】
医療・介護など道民生活の安全・安心確保(看護師不足解消に向けた取り組み要請。地域医療の確保。介護職員の処遇など)

【総合政策部】
地域資源を活かした地場産業の振興と地域の活性化。医療・介護など道民生活の安全・安心確保(「地域づくり連携会議」などでの住民参加など)

【水産林務部】
地域資源を活かした地場産業の振興と地域の活性化(バイオマスの活用など)。

【総務部】
北海道の資源を活かしたエネルギー・環境政策の推進(原子力防災など)。地方分権の推進と地方財政の確立。教育環境の整備と将来を担う次世代教育の充実(私立高等学校への経費助成など)

【農政部】
地域資源を活かした地場産業の振興と地域の活性化(食・農・観光・環境分野への事業展開促進。バイオマスの活用など)。

【教育庁】
教育環境の整備と将来を担う次世代教育の充実(30人以下学級の実現など)


道側は、これらの課題に対して共通認識の姿勢を示しながらも「国へ要請していく」といった回答に終始した。

今回の交渉では、時間的な制約もあり、満足のいく回答が得られない課題が多くあった。また、交渉で出された意見や回答が、来年度の道政にしっかり反映されているか否かのチェックも必要であり、今後も継続した取り組みとすることが重要である。

コメントを投稿


組合員専用ページのTOPへ

Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.