労働者が報われる社会をめざす=社保労連北海道地本定期総会
社保労連北海道地本は１０月２７日、札幌市・北海道青年会館で２０１３年度定期総会を開いた。
総会では岩・北海道地本執行委員長が、労働条件の改善にむけた職場での奮闘にお礼を述べた上で「正規も有期も誰もが安心して働き続けることができる職場環境を構築していくために、労働者が報われる社会をめざしていかなければならない。来年７月には参議院選挙がある。『あいはらくみこ』さんの再選にむけ、自治労北海道本部と連携して北海道での取り組みを全力ですすめる必要がある。維新の会や都知事の辞職など、こうした勢力が力を強めようとしているが、労働者の立場にたった政策が実現されるとは到底思えない。格差を助長する政策をまちがいなく実行してくる。彼らの主張を見極めながら学習活動を強めなければ、とんでもない世の中になってしまう。社保労連としてしっかりと取り組みをすすめていこう」とあいさつした。
【岩・北海道地本執行委員長】
つづいて、三浦・自治労北海道本部副執行委員長が、「2012秋期闘争について、高齢職員の昇級・昇格の見直し、退職手当の削減、雇用と年金の接続などを課題として取り組みをすすめている。また、脱原発のたたかいや政治闘争の推進も重要だ。自治労北海道本部としても総力をあげ取り組みをすすめていくのでご協力を願いたい。あわせて自治労共済と全労済との統合が控えている。自動車共済はマイカー共済に移行をしていく。割引制度もあるので加入拡大にむけた取り組みをお願いしたい」とあいさつした。
【三浦・自治労北海道本部副執行委員長】
その後、千葉・全道庁労連委員長が、「全道庁国費評議会として、かつては一緒に多くのたたかいをすすめてきた。社保労連のみなさんは大切な仲間。社会保険職場にかけられた攻撃は、自民党、当時の政府、マスコミが一体となった組織攻撃だった。年金制度の破綻と記録問題の本質を社会保険職場で働く仲間と労働組合に責任を転嫁したもの。社会保障と税の一体改革など職場と仕事に関わる課題などもあるが、主張すべきは主張し、組合員を守るため、胸を張って運動をすすめてほしい。全道庁労連も高橋道政のもと厳しい中で2012確定闘争のたたかいをすすめている。健康で安心して働き続けられる職場を確立するためには労働組合に結集し団結するしかない。一緒に頑張っていこう」とあいさつした。
【千葉・全道庁労連委員長】
その後、芳賀・自治労社保労連執行委員長が「情勢は厳しいものがあるが、そのことにしっかりと抗していくのが労働組合の任務だ。当面する衆議院選挙、来年の参議院選挙にむけてしっかり意思統一をしていこう。いまさら言うまでもないが、『あいはらくみこ』さんは、札幌市で国民年金の推進員をしていた。年金業務に携わっていた方でもあり、年金記録問題の時は本当に私たちのことを心配いただいた。この間、非正規の問題や、格差の是正の問題、官製ワーキングプアの問題など取り組んできている。職場の中でしっかりした意思統一をお願いしたい」と述べ、さらに、「職場の課題として、１点目は関係規則・規定の総点検、見直しを行う。実態に合わない事例が多数出ている。労働組合の立場で行いながら必要な見直しを求めていく。２点目としては権利と健康を守る取り組みを再度集中して取り組む。権利が行使できる職場となるよう労働組合として検証しながらすすめる。３点目として職場に苦情処理機関がない。この間も設置を求めているが実現に至っていない。改めて取り組みを強化する」とあいさつした。
【芳賀・自治労社保労連執行委員長】
その後、佐々木・北海道働金庫営業推進部部長があいさつし、経過報告と決算確認後、主要なたたかいの総括、組織強化、職場要求の実現、制度政策要求の取り組み、労働安全衛生の取り組みなどを柱とする２０１３年度運動方針、予算案の提案があり、質疑討論の後、運動方針は全会一致で承認された。
その後、新役員を選出し、最後に岩執行委員長の団結ガンバローで総会を終えた。
【社保労連北海道本部新役員】
執行委員長
岩 勝美（日本年金機構労組事務センター分会）
副執行委員長
笠井 眞人（厚労省職員労組）
馬場 敏一（協会けんぽ労組北海道分会）
山崎 裕二（日本年金機構労組苫小牧年金事務所分会）
萩田 勝弘（日本年金機構労組留萌年金事務所分会）
書記長
山上 直久（日本年金機構労組帯広年金事務所分会）
書記次長
西川 和也（日本年金機構労組新さっぽろ年金事務所分会）
鈴木 祥高（協会けんぽ労組北海道分会）
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