青年部

2012年09月13日

次の世代に権利を残すことが重要=福岡県本部に学ぶ

9月7日~8日、福岡県福岡市・ヒルトンホテル福岡シーホークで開かれた「2012年度自治労福岡県本部新規組合員学習会」に参加してきました。

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集会には557人の新規組合員が集まり、講演やグループワークを通じて学習と交流を深めていました。
グループワークは職種別で行われ、それぞれ特有の悩みや仕事上の問題、職場環境について討論します。
報告では「休みが取りにくい。土・日出勤の代休も取れない」「仕事の配分がおかしいため残業が多くなっている」といった実態や「周りの上司などが帰らないため自分も帰りづらい雰囲気がある」といった思いが出されていました。
全国どこでも悩みは共通していますね。

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【日頃の悩みを交流】

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【グループワークを通じて作成された要求書】

北海道でもさまざまな集会や学習会で、仲間の思いが話されていますが、悩みや不満は非常に共通点が多く、私たち自治体労働者、とりわけ青年を取り巻く職場環境は全国的に厳しいことをあらためて感じさせられました。

また、2日目には「日本プロ野球選手会」の松原事務局長が、「なぜ労働組合が必要なのか」と題して講演し、選手ひとり一人が非常に弱い立場に立たされ、すべてが経営者の思うままに進められてきた日本のプロ野球界の実態を話しました。
こうした厳しい環境に対して選手会は、「選手ひとり一人を守り、ファンに良い試合を提供するために職場環境を改善する」という運動にこだわりながら、最低年俸の引き上げ、年金額の引き上げ、球場の安全対策などを勝ち取り、選手から頼られる選手会が構築されたといったと講演しました。

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【日本プロ野球選手会・松原事務局長】

最後に松原事務局長は、「次の世代に権利を残すこと。そして権利を残すためにしっかり行使することが重要だ」と述べ、なかなか権利行使がしづらい環境にある私たちにとって、非常に励みになる講演でした。

ほかにも自治労共済についての講演や、福岡県本部の取り組み、ユース部の取り組みを聞き、組合に加入しているメリット、自治労のスケールメリットを学んでいました。

現在北海道では、各地本で新人組合員学校が開かれていますが、地本によっては学習内容や交流面で温度差が出てしまうこともあります。

北海道は地域的にも広く、1カ所に結集することはなかなか難しいかもしれませんが、全道の新規組合員が同じ環境で学べるということは非常に有意義だと感じました。
北海道としても福岡県本部の取り組みに学びたいと思います。

(自治労北海道本部青年部副部長・瀧口和成)

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