新しい保育制度や現場における身近なテーマで討論=第22回全道保育集会
道本部社会福祉評議会は、8月18日、札幌市・自治労会館で「第22回全道保育集会」を開き、32単組108人が参加した。
はじめに、道本部から野城議長、杉谷副委員長、中央本部の平川社会保障局長のあいさつのあと後、東京の寺町東子弁護士が基調講演「子どもの権利を守る保育」を行った。
寺町弁護士は、自身が楽しい保育園生活をおくった経験から、3人の我が子も含めて、子どもたちにも同じ経験をしてほしいと願っていると述べた。その上で、子どもの権利条約の解説を基軸にしながら、自らが扱った保育事故の事例や保護者としての体験も交えながら、公立保育所の役割にも踏み込んで話し、参加者はそれぞれの現場の実態と重ね合わせながら真剣に聞き入っていた。
ミニトマトは、手軽に栽培できて数も多く採れることから人気だが誤飲事故が多いと話した。
続いて、中央本部西村事務局長、東向保育部会長が、保育制度に関する経過や課題を中心に提起を行った。
午後からは、子育て支援関連法、児童館・学童保育、食育、発達障害、非正規労働をテーマとした五つの分科会に分かれ、新しい保育制度や現場における身近なテーマについて、学習と討論を深めた。
特に、食育に関しては札幌の天使大学看護栄養学部栄養学科講師の菅原千鶴子さん、発達障害に関しては札幌市児童心療センター心療支援担当課長でセラピストの高澤良平さんらが、それぞれの専門家を招いて講演や助言が行われたほか、非正規労働の分科会では予定時間を過ぎても気づかないほど熱く議論が交わされた。
その後、各分科会報告を行い、最後に野城議長の団結ガンバローで集会を締めくくった。
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