道本部情報
2012年07月17日「エネルギー・環境会議」の「エネルギー・環境にする選択肢」に対する取り組み
6月29日、政府の「エネルギー・環境会議」は、将来的なエネルギー計画の選択肢(「エネルギー・環境に関する選択肢(資料1)」を提示しました。2030年までの日本のエネルギー政策の方向が3つの選択肢として示されています。
その内容は、2030年の原発依存を
① 0%「ゼロシナリオ」 → 唯一脱原発の計画
② 15%「15シナリオ」 → 原発を温存する計画
③ 20~25%「20~25シナリオ」 → 新規を含め原発推進の計画 としています。
政府は、稼働して40年で廃炉にする政府方針通りであれば、原発比率は15%程度に下がるため、原発依存「15シナリオ」を選択すると考えられます。原発依存「15シナリオ」「20~25シナリオ」は、2030年以降も商業用として継続し、「15シナリオ」においても稼働率によっては原発新設の可能性があります。
また、核燃料サイクル政策については、原発依存「0シナリオ」では「使用済み核燃料を直接処分する政策を採用する」としていますが、「15シナリオ」「20~25シナリオ」ともに「再処理・直接処分がありうる」としており、「全量再処理を否定しない」ものとなっています。これは、六ヶ所の再処理工場において使用済み核燃料からプルトニウム分離を続けていくということを意味しており、政府がどう否定しようとも「核兵器保持」の道につながるものです。原子力基本法に政府が挿入した「わが国の安全保障に資する」とう文言は、「核抑止力」を想定し「非核三原則」に抵触することは明らかです。
これに対して、平和フォーラム、中央本部では2030年原発依存「ゼロシナリオ」しか選択肢はないものと考え、政府エネルギー・環境会議「意見募集」に対するとりくみを下記のとおりすすめることとしますので、各地方本部・単組・総支部での取り組みを要請します。
「パブリックコメント」への取り組みについて
(1)対象 各地方本部、単組、総支部、組合員
(2)発文に掲載されている内容を参考に、「ゼロシナリオ」の実現にむけたコメントとします。
例:「『3.11福島原発事故』で明らかなように、原発の危険性から私たちの命を守るには「ゼロシナリオ」しかありません。原発を稼働し続けることは、将来にわたって危険な放射能を残すことであり、使用済み核燃料の処分技術や処分場所も不確定な中で原発を稼働させることはできません。自然エネルギーへの政策転換をはかるべきです」
(3)行動の方法は以下のとおりです。
【エネルギー・環境会議のHP】
http://www.npu.go.jp/policy/policy09/archive01.html から、「パブリックコメント」を開きます。
①HP入力の場合
「御意見の入力は、こちら」をクリックして必要事項を入力します。
②FAXの場合
「専用FAX様式は、こちら」から用紙をダウンロードし、専用FAX様式に記入後専用FAX番号 03-6368-9460(「エネルギー・環境の選択肢」に対するパリックコメント受付係)へ送付します。なお、用紙はPDFで添付しています。
③郵送の場合
「専用F郵送様式は、こちら」から用紙をダウンロードし、専用郵送様式に記入後、以下の住所へ郵送します。なお、用紙はPDFで添付しています。
〒100-8779 東京都中央区銀座8丁目20-26
郵便事業株式会社 銀座支店留 エネルギー・環境会議事務局
「エネルギー・環境の選択肢」に対するパブリックコメント受付係
④提出期限は、7月31日(火)18時まで。
「エネルギー・環境の選択肢に関する意見聴取会」への取り組み
【札幌意見聴取会】
◇日時 2012年7月22日(日)時間調整中
◇会場 札幌第一合同庁舎 札幌市北区北8条西2丁目
◇締切 2012年7月18日(日)17:00まで
◇ホームページ「http://kokumingiron.jp/」から、札幌会場に申し込みしてください。
※詳細は、下記発文を参照してください。
※この発文は、7月13日(金)の定期発送で送付しております。
7月13日付道本部発文第407号をダウンロード
道フォーラム発第8号「エネルギー・環境政策の選択肢(資料1)」をダウンロード
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