青年部

2012年07月10日

【青年部情報】青年が「前例」を作ろう!!=自治労青年女性中央大交流集会

7月6日~8日、山梨県・山中湖で第18回自治労青年女性中央大交流集会が開かれ、全国から約2000人・北海道から48人が参加した。

前日の7月5日には、北海道団結団式を開き、中央交流集会の意義と課題を確認し、分散会を通じた意思統一を行った。

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【北海道団結団式の様子】

1日目は、主催者を代表して、徳永実行委員長(自治労本部中央執行委員長)が「社会保障、税に関する三党合意は不十分。自治労方針に基づく政策を求めていく必要がある。労働基本権問題は、連合・公務労協一体となって真の労働条件確立をめざす必要がある。公務員バッシングの中、非正規の仲間との取り組み強化が必要。次代を担う青年部の皆さんが前例を作っていってほしい。」とあいさつした。来賓として、あいはらくみこ参議院議員も出席した。あいはら参議は「民主党も色々な課題はあるが、政権交代したことが民主主義の第一歩。労働者の四人に一人が非正規。自治体でも非正規が増えている。次代の子供たちへ働く場を確保しなければならない。私の議席は自治労の議席。自治労として必要な議席だ。みなさんの現場の声を国会へ届けるためにも、支援をお願いしたい。」と述べた。

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【徳永実行委員長】

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【あいはらくみこ参議院議員】

その後、月間労働組合編集長・松上隆明さんから、「日本経済の現状から公務員バッシ
ングを考える」と題して、基調講演を受けた。松上さんは、「公務員の賃金引き下げが民間労働者にも波及することで、労働者全体の賃金引き下げを招き、今の日本経済が歴史上かつてないデフレによって落ち込んでいる状況。デフレ脱却が日本経済を立て直していく方法だが、私たちは、公務員バッシングを受け、賃金引き上げの声を出しづらくなっている。橋本市長の言う『民間は賃金が低いのに公務員は高い賃金をもらっているから、公務員の賃金は下げるべき』といった攻撃により、世論を公務員バッシングへ誘導する橋本徹現象が起きている。格差是正とは、低い賃金へあわせることではない。低所得者の底上げをはかることだ。」と述べた。

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【月刊労働組合・松上さん】

その後、基調提起を行い、福島県本部・二本松市職労・菅野さん、長野県本部・安雲野市職労・小穴さんより「福島からの報告」「アウシュビッツからみる職場の現状」と題した特別報告を受けた。

その後行われた文化交流では、九州地連のみ構成誌が行われ、運動の交流を行ったが、近畿地連・北海道地連の構成誌は雨天により翌日に延期となった。

2日目は、早朝から反戦平和集会を北富士演習場ゲート前で行い、自治労山梨県本部顧問山梨県平和センター顧問・立川善之助さんから、「世界文化遺産登録運動と北富士演習場について考える」と題し、講演を受けシュプレヒコールを行い、反戦・平和を訴えた。

その後、近畿地連・北海道地連の構成誌が行われ、職種別分散会討論を行った。
分散会では、「賃金の低いほうを高くしていかなければ、今の社会は変わらない」「非正規雇用を増やさないための法整備や安定した職業に就ける対策が必要」「民間労働者の賃金を上げていくべき」「生活・職場実態点検手帳を付けてみて、赤字になっているのがわかった。この手帳を知らない単組の仲間に見せて、賃金要求の根拠につなげたい」といった声が出された。

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【職場実態討論の様子】

窓口職場の仲間からは「勤務終了後も窓口対応をしている」「定時に帰ることはできない」「開始時間は、上司に事前申請し、終了時間は、帰庁時間で宿直に管理されている」「実際に勤務終了後も休憩せずに仕事しているのに、休憩時間の30分は時間外が出ていない」といった実態が出された。

その後、大分県本部青年部・女性部との越県交流を行ない、道本部青年部から、上川地本の「団結✽✽行動」の取組みと、渡島地本の「赤旗リレー学習会」の取り組み報告と、大分県本部から伝統の「統一闘争」と青年部が取り組んできた「全単組職場環境チェックリスト」、女性部の「産後休暇延長のたたかい」について報告を受けた。
さらに「職場での運動の実践」と「大衆行動による運動強化」を目的とした「一人一要求シート」の取り組みを提起し、事後の取り組みに繋げていくことを全体で確認した。

3日目は、3つの分散会から報告受け、九州・沖縄平和教育研究所代表・中村元気さんより「2度と過ちを繰り返さないために-語り継ごう、戦争の真実を!護ろう、いのちとくらしと憲法を-」と題して講演を受けた。

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【全国から約2000人が集まった参加者】

中山さんは、「戦争の過ちを2度と繰り返させないために、青年・女性が中心となり労働運動の再構築が必要だ。公務員バッシング・公務員制度改革・労働協約締結権の課題に、官民一体となっての取り組みが必要だ」と述べた。

その後、松澤副実行委員長(本部女性部長)が「全国の仲間と学習・交流したことを職場・単組の仲間に伝え、運動を実践していこう」と集約し、佐々木事務局長(本部青年部長)が団結ガンバローを行った。

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【団結ガンバロー】

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【富士山をパックに北海道団集合写真】

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