青年部

2012年05月30日

『おかしいことはおかしい』と言える『力と仲間』つくろう=青年部長会議

道本部青年部は5月26~27日、札幌市・自治労会館で「2012年度青年部長会議」を開き、全道から83単組・総支部98人(うち女性10人)が参加した。

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1日目は、はじめに、牧野青年部長あいさつ、山上委員長あいさつのあと、基調講演として、櫛部賃金労働部長が「公務員制度改革について」と題し講演した。
講演では、公務員労働者の賃金・労働条件の決定のしくみ、公務員制度改革の方向性や地方公務員制度改革の素案の問題点を話した。

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その後、幹事会から経過報告、議案提起した。
当面する闘争方針では、公務員制度改革や人事評価制度の学習強化、「赤旗リレー学習会」の開催や反核平和の火リレーと平和友好祭中央祭典への結集について提起し、全体で確認した。

引き続き、14の分散会に分かれ、事前に持ち寄った職場レポート・単組レポートをもとに、講演で話された公務員制度改革や人事評価制度を中心に職場実態話し合った。

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2日目は、はじめに、2つの分散会から分散会報告を行った。講演については「難しい内容だったが理解しなくてはいけない問題。読み合わせ学習で仲間の声を聞いてみたい」といった具体的な取り組みにつながる発言があった。

人事評価制度については「働かない人の賃金は減額されてもしかたないのではないか。頑張った人への評価はしても良い」といった声があげられる一方で、「そもそもの当局の狙いは総額人件費の抑制が目的。賃金は生活給であり能力給ではないはずだ」という声も出された。
職場実態については「上司がサービス残業をしているので自分も声を出しづらい。単組内ですら各課によって時間外勤務にバラツキがある」といった声も出された。

全体討論では、春闘期の取り組みや権利手帳の取り組み、反核平和の火リレーの取り組み、原発署名の取り組みについて24本の発言があった。

江差町職労青年婦人部は、「昨年、時間外勤務手帳付けによる実態把握と継続した議論のなかで、まずは係長や課長にちゃんと時間外勤務をしますと伝えよう。個人の決意ではできないことも、青年婦人部の取り組みとしていけば全体化できる。と確認してきた。今年も昨年と同期間に時間外手帳付けを実施したが、不払い残業は減少した。今後も継続して取り組む」と発言があった。
日高地本青年部からは「地本幹事会での赤旗リレー学習会の議論を通して、「そもそも役員同士でも自分たちがどんな仕事をして、どういう働き方をしているのかが分らない」などの声が出され、幹事会の場で職場実態討論した。それによって「自分もひどい働き方をしていた。職場実態討論で救われた」といった声も出され、全単組で赤旗リレー学習会を開き、職場実態討論を根付かせていこうという決意につながった」とした発言があった。

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これをうけて、牧野青年部長は、「職場や社会に問題がある、また、一人では弱い立場の労働者だから労働組合に結集し、仲間と一緒に運動をしている。どんな厳しい情勢にあろうとも青年部の運動は『仲間の声・職場で起きている事実』から出発だ。多くの仲間と一緒に悩み・考え合い、問題解決にむけた行動を実践し、『おかしいことはおかしい』と言える『力と仲間』をすべての職場につくっていこう」と集約した。

最後に「反合理化闘争を強化し、交流集会運動の成功を勝ち取る決議」「反戦・反核運動を進める決議」、の2本の決議を採択した。

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