地方本部情報

2012年05月17日

なんでも不平等ととらえるのはおかしい=石狩地本男女がともに

5月16日、札幌市・自治労会館で、「2012年度第1回石狩地本男女がともに担う自治労北海道推進委員会」が開かれ、推進委員5人が参加した。

はじめに、「男女がともに担う自治労北海道第3次計画」推進の概要と、これまでの石狩地本の議論経過や検討事項、当面の取り組みと活動計画を確認した。
その後、石狩地本の「男女がともに担う推進計画」の策定にむけて、フリートークで進行した。

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石狩地本・村上書記長

委員から、「お茶くみなどを不満に感じている人と、そうじゃない人がいる。なんでもかんでも不平等ととらえるのはおかしい」「女性部の役員を組合経験が少ない人が担っている。これからの女性部のあり方も議論していくべき」「女性も青年部から活動をしていけば、意識して基本組織の役員にすんなり入っていける」「もっと女性が参加しやすい集会などを企画するべき」「今の青年は、自分の時間を大事にしたい人が多い。集会や会議に参加しやすい環境整備は大事」「青年部(男女問わず)で活動家を育成し、基本組織の役員を担うという流れを作るのが大切じゃないのか」と活発な意見が出された。

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石狩地本では、昨年度「男女がともに学ぶセミナー」を開いたり、「女性の参加・動員についての状況調査」を取り組み、男女がともに担う自治労北海道づくりにむけた話し合いや、女性が参加できない理由の実態を把握するなどしている。
引きつづき、推進にむけて取り組むことを全体で確認した。

コメント (2)

山田新治:

かっつさん、ご無沙汰です。
10日ぶりの投稿です。
忙しい夜が続いています。

昨年のようにはならないようにしなくては。

さて、地方本部の「男女がともに」推進委員会の報告
久々ですね。
各地方本部で議論を重ねていることと思いますが
なかなか報告が出てきませんね。

さて、
「なんでもかんでも不平等ととらえるのはおかしい」
これを「見出し」にした意図が残念ながらわかりません。

発言冒頭の引用ですね。
「お茶くみなどを不満に感じている人と、
そうじゃない人がいる。なんでもかんでも
不平等ととらえるのはおかしい」は、
その後に取り上げられている発言とは
討論課題が違っていますよね。
たぶん。

色々な意見があったのでしょうが、
冒頭にこの「一言」が切り取られ取り上げられているところに
作者の思いが実は現れているのでしょうか。

「男女がともに」の課題から逸れますが、
そもそも、「不満に感じる」「感じない」は
組合員それぞれの生い立ちや価値観、
個人としては、それを土台にしながらの
人間関係こそがまさに最大の労働条件と化している
職場環境と、それに対する
《苦労せずに職場を生きていく》ための適応
こうしたことがあってのものなのだと思うのですが、

たくさんの差別の中の
「お茶くみ」問題という一つの現象を見ても
ジェンダーに派生する「お茶くみ」の視点はもちろん
大切ですが、それだけではなく
マイノリティの気分(明確な自覚はなくても)による
苦労せず、苦しまずに生きていくための方策として
むしろ、したたかに、積極的に「お茶くみ」を
している方もいるでしょう。

社会全体の中では、性や年齢を問わず、
経験と能力=仕事の達成度合いと性格も
そして、正規か非正規かも
大きく起因しながら。

そうするしかない
そうせざるを得ない
そうした方がいい
そうしたくなる

この気持ちが何を原因にもたらされているのか
ここの気持ちを引き出すことなく
「お茶くみ」問題を考え合うことはできないしょう。

前後の討論は不明ですが
「なんでもかんでも不平等ととらえるのはおかしい」
問題の本質も結論も、これではないと思います。

ぼくは青婦部の頃の議論の結果、
一度は、就業中にお茶やコーヒを飲むこと自体を批判し
その後、30歳を過ぎてからは
お茶をくまれることはもちろん
机の上を拭かれることも「迷惑だ」と拒絶し
そのために結果としては
職場で朝一番に出勤するしか対策がないと考えました。

そして気づけたのは、非正規の方々の出勤の早さです。
ぼくが話しかけた
「早く出てこなくていい」
「人の机は拭かなくていい」は通用しませんでした。
労使交渉で取り上げても変わることはありませんでした。
変えてあげられない以上、ぼくにできる誠意は
非正規の方よりも、ぼくが早く職場に出てくることでした。
それを20年以上続けています。

職場の中に限りますが
お茶を入れてもらうことを拒否しない、
自席の机周囲の拭き掃除をしてくれることを拒否しない
そういう人をぼくは軽蔑しています。

さて、津別で過去に議論した結果
ぼくの心に刺さった仲間から聞かされた
「不平等=差別」のお話は
このあと誰かがコメントを投稿されたら書きましょう。

「男女がともに」から完全に逸れました。
そもそも「見出し」が逸れているのでしかたがない。

さあ、明日も
逢坂衆議が日々奮闘しているように
早々朝から前進しよう。。

かっつ:

 昨日はお久しぶりでした。突然で、お米のお礼するのをすっかり忘れてしまい、大変失礼しました。自宅に持ち帰り、嫁とかっつといただきました。さすがに推薦するだけのことはありますね。とてもおいしくいただきました。

 率直な意見ありがとうございます。そもそもがこうした意見から議論が広がり、運動としての課題として捉えることができると思います。残念ながらそれぞれの職場にも文化があり、「あたり前」のことが、実は議論を積み重ねると「おかしい」に変わり、そして「運動の課題にしよう」となってくる。労働者としての議論は、出発は違っても到達点は同じだと思っています。山田さんのように食いついていただき、一つの議論のきっかけとしていただければと思います。

 さて、男女とも運動ですが、現在では山田さんが言う、されぞれの持つ状況の中で、温度差はありますが「何をするべきか」「何が出来るのか」「問題はどこにあるのか」などが議論されている段階と思っています。その議論展開中の一コマではないかと思います。こうした思いを拾い上げることが運動の始まりで、議論のきっかけになると考えます。
 単に男女における問題ではなく、労働運動を捉えたときに、その実践は全組合員で行うものであることをどこまで浸透させることができるか、組織強化の課題ともいえるこのことが、一番難しい課題である。そう実感しています。

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