本部情報

2012年05月23日

【本部情報】 岩手・宮城の災害廃棄物(がれき)の広域処理について要請

本部は、5月22日環境省に対して、岩手県・宮城県における災害廃棄物(がれき)の広域処理(他自治体での受け入れ)について、要請を行いました。
自治労からの要請に対しては横光環境副大臣が対応しました。
 
自治労の要請に対して横光環境副大臣からの回答の要旨は、次のとおり。(要請書)

1.最終処分場については、既存の処分場を基本として考えている。災害廃棄物(がれき)の受け入れによって将来処分場等の増設が必要な場合については、支援をしていきたい。
2.焼却施設の新設については、これから事業計画を立て、建設をしても時間がかかりすぎてしまうため、国の支援の対象外となっているが、平成26年3月までに完成する整備中の施設で受け入れる場合については支援対象としている。
3.災害廃棄物(がれき)の広域処理の調整については、環境省が自治体間のマッチングをしている。
また、広域処理をお願いする災害廃棄物(がれき)については、しっかりと放射線量等を計測して、安全なもの以外は、要請しないこととしているため、そこについては、ご理解をいただきたい。
4.バグフィルター等については、定期的に交換することとなっているため、引き続き徹底していく。
5.安全の確保については、8月に厚労省と環境省で通達(別紙)を出しており、作業に従事する労働者等について、マスクの着用等、安全衛生教育の徹底をお願いしているところである。

災害廃棄物(がれき)の処理に関しては、現在受け入れようとしてくれている自治体が多く出てきている。被災地の早急な復興を進めるために、環境省としても広域処理を進めていきたいと思っている。
 
回答に対し、荒金副委員長は、自治労として災害廃棄物(がれき)の処理ついては、今後とも協力をしていきたいと考えている。そのためにも、しっかりとした安全対策を設けて進めていただくようお願いしたい。と要請行動を終えました。
 
環境省・厚労省通知をダウンロード

【以下、要請までの経緯】

①2012年2月13日、連合は、「東日本大震災 被災1週年に関わる諸活動について」の取り組みの一環として、「がれきの受け入れ」に関して、地方連合会に対し、取り組み要請をしました。
これを受け、自治労では、各県・各単組に、連合方針のもと、前向きに取り組むことを要請しました.
 
②一方、自治体では、災害廃棄物(がれき)の受け入れに当たっては、安全対策の確立などの課題も浮き彫りとなりました。
そこで、現業評議会や各県本部からの声をもとに、今後のがれき受け入れの取り組みについて議論し、自治労として岩手・宮城の災害廃棄物(がれき)の広域処理について、今後の取り組み方針をまとめ、各県本部に通知しました。
 
③さらに、自治労として、被災地の復旧・復興を早期に進めるため、被災県本部・単組を支援していく立場で、岩手・宮城の災害廃棄物(がれき)の広域処理について、今回、環境省に対して要請を行いました。

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