2012年05月16日

スピーディーな情報発信が重要=2012年度全国情報宣伝セミナー

自治労本部は5月10日、11日の両日、千葉県・幕張メッセで、2012自治労全国情報宣伝セミナーを開いた。このセミナーは、日常の教宣活動の実践を学ぶ場として毎年開かれている。

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1日目は、主催者あいさつとして、川本書記次長が、「自立的労使関係制度になれば、今まで以上にスピード感を持った情報発信が重要。情報化のスピードにどう私たちが対応できるか課題」と述べた。

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その後、「今後の自治労情報ネットワークの方向性について」と題して西田総合企画総務局長が、今後の情報化に対する本部の考え方について提起した。

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引き続き、毎日新聞社コンテンツ事業本部次長の小川正さんが、「ソーシャルメディアの持つ力を活かす」と題し、ツイッターやフェイスブックを中心に、ソーシャルメディアの利点や問題点について、最近の「炎上事件」に触れながら講演した。
小川さんは、「炎上事件を防ぐには、①悪口を書かない②論争は控える③オンとオフを明確にする④酒を飲んだら触らない⑤フォロワーの増減を気にしないことがトラブルを防ぐことにつながる」と話した。

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その後、「機関紙入門講座」「機関紙のレイアウトと記事の実践講座」「文章の基礎と記事の書き方」や「ビラ作り」「写真の撮り方」など8つの分科会でそれぞれ講義を受け、実践をまじえて2日間で学習した。
全国から243人(北海道から11人)が参加した。2日間で学んだことを、それぞれの職場に持ち帰り教宣づくりの実践していく。

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【北海道団参加者】(道本部参加者3人を含めて11人が参加)
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☆分科会報告☆

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第4分科会「文章の基礎と記事の書き方」は、毎日新聞社の澤圭一郎さんが講師。
初日は、良い文章を書くために日頃から意識すべきことを学習した。

澤講師は「日頃から音読することで、読み飛ばしている読み間違いに気付き、正しい日本語を使うことに役立つ。また、辞書を引いてみることで、理解していたつもりでいた言葉の本当の意味に気付く」と述べた。

2日目は、参加者が6つのグループに分かれてグループワークを行った。
テーマは「幕張」。各グループは、朝から取材のため会場を出て「幕張」を取材。取材した内容をもとにお互いに協力して文章を書き上げ、それを発表した。
また、質疑応答の中で、でき上がった文章に見出しをつけて講評し合った。
(報告者=道本部・高田)


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第8分科会は「デジタル写真講座~写真の基礎から実践+機関紙を活かす写真の使い方」と題して、写真家の鈴木邦弘さんと長崎県本部の山崎満喜子さんが講師。

初日は、カメラの基本的な構造と「ピント」「露出」「光の把握」「構図」など撮影技術の基礎を学んだ。その後、参加者の模擬インタビューを行い、どういう視点で撮影すると良い写真が撮影できるかを学んだ。
2日目は、会場の外へ出てテーマを問わず、写真撮影を実践したあと、「写真を活かす機関紙の紙面を作るため」をテーマに、写真のレイアウトを実践した。

講師の山崎さんは、「写真を好きになろう」と述べ、「いい写真やインパクトのある写真を撮るには写真を好きになることが大事」と話した。さらに、参加者それぞれが作成したレイアウトを講評し、レイアウトの基本知識や写真配置のタブーなどを学んだ。

撮影した写真の講評では、「自分がどんな写真を撮りたいのかイメージすることが大事。とにかく枚数を惜しまず、多くのシーンを撮影することが良い写真撮影につながる」と話した。(報告者=道本部・引地)

第1分科会は、42人が参加。道本部の谷川が「機関紙入門講座~初めての機関紙づくり」について講師を務めた。

入門講座ということもあり、この4月から、教宣担当になったという参加者が多く「作り方の基本の『き』」を知りたいという「不安と熱気」充分の分科会となった。

講演では、「機関紙づくりの前に欠かせない『自治労の情報』にはどんなものがあるのか知りチェックする。それを活かして自分の県本部や単組の機関紙・HPで、身近な情報とともに組合員に発信しよう」と話した。
また、「決めた方針を執行部で認識して満足するだけではなく、組合員に発信しなければ何もはじまらない。まずは機関紙を発行して伝えよう」と述べ、具体的な作り方を説明した。
最後に、ひとり一人が、限られた時間の中で作った機関紙を、2人ずつ前に出てお互いの批評と自らの苦労した点を発表した。(報告者=道本部・谷川)


コメント (1)

山田新治:

ご奮闘されてますね、谷川さん。

昨年来、各地方本部を駆け巡って
(網走にはお呼びできていませんが)
ついに海を渡りましたね。

第1分科会の説明文がなくても
分かりますよ、谷川さんの後ろ姿。

『自治労の情報』にはどんなものがあるのか知り
チェックする。

自治労でたたかっていること、
自治労が地方自治を守り、前進させようとしていること
ここを伝えていかないと
社会を変えようとしている労働組合運動の意義を
なかなか気づいていただけないですね。

職場の仲間でつくっている労働組合が
自治労に身を置き、その運動の一翼を担うことで
労働組合の社会的な存在意義に厚みを増している事実を。

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