女性部

2012年04月24日

もの言えぬ暗い職場JAL=第50回自治労はたらく女性の集会

4月21日~22日、東京自治労会館で「第50回自治労はたらく女性の集会」が開かれ、全国から170人が参加した。
北海道から、富良野市労連・村上浩美さん、美瑛町職・古川明子さん、戸村女性部長が参加した。

分科会では、村上さんが「富良野市労連女性部の取り組みについて」として、今までの独自要求の取り組み、嘱託・臨時職員との活動等をレポート報告、古川さんは「オキナワ平和の旅参加者報告」を行った。


戸村女性部長

基調講演では、JAL客乗不当解雇撤回原告団の鈴木圭子さんが「JAL不当解雇とたたかう」と題し、原告の証拠を一切採用せず会社側の主張を全面的に採用するという判決内容、「退職強要、病欠・休職をすることが解雇基準に反映されると、体調不良でも休めなくなる、もの言えぬ暗い職場になっている」など、現在の実態を話した。

鈴木圭子さん
 
記念講演では、「働く女性の母性保護」と題し、医学博士・佐々木静子さんが講演した。
佐々木さんは、「女性が健康で安全に生きていくためには、自分の体をもっと知ること、自分の体に責任を持つこと、ジェンダーの視点を意識した生活をおくることが大切」と話した。

また、被災地から、宮城県気仙沼市職労報告があり、震災以降、自治体労働者は自らも被災者でありながら、ひたすら市民の救済・支援の業務をし続けている。なかなか進まない復旧・復興に対する市民のあせりや憤りを直接受けているなか、健康被害や早期退職など起きており、現在震災からの労働実態調査や健康実態について取り組みを進めていると報告した。

本集会は、今年度で50回を迎え「50周年記念レセプション」が行われ、全国の女性の仲間と交流を深めた。

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