衛生医療評議会

2012年04月18日

看護職員の離職と労働条件改善を求める=病院集会

道本部衛生医療評議会は、4月14日、15日の両日、病院集会を開き、全道の病院関係職場に働く組合員単組・総支部67人が参加した。


 
この集会は、毎年開催しているが、今年は看護労働の現状とリスクについて情報共有し、働き続けられる職場をめざすため、就労看護職員200万人体制にむけた「看護職員の離職と労働条件改善を求める署名」行動の理解と運動の拡大を目的に開いた。
道本部提起で、看護職員の労働環境改善には、現場から声を上げることが必要であるとし、署名活動を通じて、団結していくことを確認した。

第1講演は、労働科学研究所の佐々木司先生が「ルールがわかれば変わる『看護師の交代制勤務』」と題し、夜勤交代制勤務による危険性を科学的根拠に基づきに講演した。

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第2講演では、自治労衛生医療評議会看護問題対策PTリーダーの比田井修さんが「夜勤交代制勤務に対する考え方~就労看護職員200万人体制にむけて~」と題し、自治労衛生医療評議会が提唱する「夜勤交代制勤務に対する考え方」についての講演した。

分科会①では、佐藤容子看護問題PT座長の司会進行で「現場から見た離職防止」をテーマに、ワールド・カフェのスタイルで話し合われた。

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分科会②では、平野弘輝公立病院対策PT座長の司会進行で道内自治体病院の財政状況等一覧を資料に、病院ごとに分析を行った。

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今回の集会で参加者の意見から休暇や超勤申請など制度の知識不足が明らかになり、今後にむけて個々の権利・制度の知識向上が課題として明らかとなった。
最後に、小林議長は安心・安全な医療体制の維持には、看護職員の離職防止と労働条件改善がする必要があることをあげ、署名の取り組みを呼びかけた。

道本部は、3月30日付で、看護職員の200万人体制確保をめざす署名の発文を発出しています。
3月30日付道本部発文をダウンロード

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