青年部

2012年04月13日

【青年部情報】反核・反原発運動はやっぱり必要=森町職労・今野さん

渡島地本青年女性部部事務局長の今野雅丈さん(森町職労)から、4.9反核燃の日全国集会に参加した感想が届きましたのでご紹介いたします。ぜひご覧下さい。


4月7~8日、「自治労青年部反核燃交流集会」、「4.9反核燃の日集会・デモ行進」、「4・9反核燃の日!全国交流集会」、フィールドワークとして「六ヶ所原燃PRセンター」の見学、「日本原燃本社前現地集会」に参加してきました。

「自治労青年部反核燃交流集会」では、自治労脱原発ネットワークアドバイザーの井上浩さんの講演で、 過去に青森県に原発が持ち込まれた経緯を学び、自治体が原発マネーに頼っている現状やを述べ、「脱原発への流れを確実なものにする運動を行なっている」と講演した。

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【自治労青年部反核燃交流集会】


「第27回4.9反核燃の日集会・デモ行進」には、自治労だけでなく、全国の産別の仲間や、住民団体ら1,164人が結集した。
昨年の大震災や福島原発事故から、反核燃に対する日本全体の関心が高まっていることを改めて感じ、約1,000人強がシュプレヒコールをあげてデモ行進する光景は、周辺住民へ大きなアピールになったと思う。

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【4.9反核燃の日集会】

「4・9反核燃の日!全国交流集会」では、六ヶ所再処理工場について講演を受け、再処理工場の見直し議論の現状について学んだ。
福島県平和フォーラム・事務局次長が「福島原発の事故から1年が経つ今でも、多くの住民が危険にさらされている再稼動が取りざたされている福井県大飯原発の再稼動阻止にむけて取り組んでいる」と報告した。

北海道・泊原発について、北海道平和フォーラム事務局長が「現在日本で唯一稼動している泊原発3号機の停止にむけた取り組みを行なっている」と報告した。

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【4・9反核燃の日!全国交流集会】

「六ヶ所原燃PRセンター」の見学では、説明員から「終始再処理の重要性のみの説明」があっただけで、「危険度の大きさ」や「事故発生時の対策等」の説明はなく、「仕組まれた構図」を感じた。時間も短かったため、もう一度じっくり見てみたい。
PRセンターからは、周囲の原発・再処理関連施設が一望でき、周囲に日本原燃所有の、東京ドーム160個分もの広大な土地に、多大な放射能汚染の可能性のある施設が乱立することを思うと、ぞっとした。

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【六ヶ所原燃PRセンター見学】

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【再処理工程】

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【放射性廃棄物容器】


「日本原燃本社前の現地集会」では、約300人の参加者が結集し、再処理施設にむけシュプレヒコールをあげ、反原発・再処理中止・施設撤去を訴えた。

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【日本原燃本社前の現地集会①】

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【日本原燃本社前の現地集会②】

今回、この集会に参加し、改めて核の恐ろしさ、原発の危険度などを学ぶことができた。また、自分も道南に住み『大間原発から数十キロという地域に住んでいながら、海を越えているというだけで、どこか他人事のように考えてしまっていた』と気付き、今後も反核・反原発運動の強化が必要だと感じた。
余談になるが、宿泊したホテルで朝食を取っていると、レストランの従業員が、「めかぶにはセシウムを体内から排出する作用があるといわれています。どうぞ召し上がってください」と話した。それを聞き、自分が今東北にいてなにかあったとき、被爆の危険性が高いところにいることを実感した。また、そこで多くの人が生活していること、その人たちが日常的にセシウムなどの影響に気をつけなければならない状況を考えさせられた。
反核・反原発運動は、自治労だけでなく、他産別や世論を巻き込んだ活動がとても重要だ。全道の仲間のみなさんも、機会があれば、ぜひ参加し、核や原発について住んでいる人たちに学んでみるのもよいと思う。

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