青年部

2012年02月21日

【青年部情報】事実の積み上げから要求を=全国団結集会

2月18~19日、第45回全国団結集会が佐賀市・佐賀市民会館で開催され、34都道府県614人(うち北海道32人、女性2人、自治労から23人)が参加した。

はじめに、藤吉・現地実行委員長(自治労)から、「自分たちの賃金や労働条件に無関心でいられても、無関係ではいられない。しっかりと声や要求根拠を積み上げ、当局に立ちむかっていこう」とあいさつ。

基調講演では、九州西武運輸労働組合の工藤中央書記長から「私が学んだ労働組合運動」と題し講演を行った。
講演では、「日本には、組合に加入している労働者が約1千万人いる。本気で1千万人が立ち上がれば、世の中が変わる」と、39年間の組合活動で学んだことを踏まえながら、青年労働者に期待することが話された。
質疑では「公務員にも労働基本権が回復した場合、住民への公共の福祉を止めてでもストを打ってもいいものか」と質問が出され、工藤書記長から「世間は公務員と色んなものを対立させたがる。そうしたなかで公務員は労働者としての意識が低下してしまう」と述べる一方、「住民の多くは私たちと同じ労働者。お互いに理解しあえる世界を追求していかなければならない」と官民一体となってたたかうことの重要性を訴えた。

2日間にわたる分散会では、様々な職種の仲間で生活・職場実態を討論した。
自治体職場の仲間からは「今の賃金に不満はないと思っていたが、みんなと討論するなかで、賃上げが難しいという現状に対して諦めていただけなんだということがわかった」といった意見や、東ソー労組(電池等製造業)の仲間からは、「公務員は賃金が高いイメージだったが、今回話を聞いてみて、自分の会社より明らかに賃金水準が低いということがわかった」といった声も出された。
討論を通じ、改めて『具体的な事実』を討論することで、『問題の本質が何か』を明らかにすることができるということを学んだ。

2日目の分散会に引き続き、来賓あいさつ、職場ショットリレーの上映、構成詩の後、佐々木自治労中央本部青年部長集約で「自分や周りの仲間と生活・職場実態を討論し、あらゆる角度から物事を見つめる視点をもっていこう」「事実の積み上げから要求を勝ち取っていこう」と集約し、最後に藤吉実行委員長の団結ガンバローで閉会した。

※写真は後日添付します。

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