青年部
2012年01月20日【青年部情報】職場や社会に問題があるからこそ春闘をたたかおう
青年部では、1月14-15日に定山渓で道本部青年部春闘討論集会を開き101単組総支部334人(うち女性58人)の仲間が結集した。集会参加者では、採用1・2年目の仲間が約150人と、新規採用の回復傾向が集会参加者の状況にも顕著に表れている。
今年の春闘討論集会は、「春闘とは?なぜ自治体労働者も春闘をたたかうのか」をテーマに開催した。
集会一日目には、前道本部青年部書記長の國島秀和さんから「春闘の役割とは?~行動すれば変わる~」と題した講演を受けた。講演では、春闘の意義、大企業が莫大な内部留保を溜め込む一方で、賃金の切り下げや非正規労働者の増加が進んでいることが話され、「私たちが一歩後退すると、敵は2歩前進してくる。人任せではなく、自らが声をださないといけないし、仲間と思いを共有していれば自信をもって運動できる」と訴えた。
その後、分散会を行い、「入職してから賃金は下がる一方。将来が不安」「そもそもの賃金が低く、独自削減されたら生活できない」といった賃金への不満や、「上司の権限で代休になったり超勤手当がついたりする。休みよりもお金が欲しい」「20:00以降なら時間外をつけられるが、それ以外はサービス残業と上司に言われる」といった超勤への不満も多くあがった。
2日目は、これまで青年部で取り組んだ怒布を全道庁労連青年部に手渡し、分散会報告と自治労青年女性オキナワ平和の旅報告を行った。
その後、福島県本部青年部副部長の菅野さんから「福島の現状について」と題し、10カ月経過した今でも通常業務以外の業務がいまだに多くあることや、住む場所・食料への不安を抱えて生活を送っている仲間の実態を訴えた。
全体討論では、和寒町職労から「赤手帳付け・他町村の賃金実態から、青年のゆずれない要求を確立し当局へぶつけてきた。満足いく回答ではないがゆずれない要求を全体で確立できた」といった賃金に対する発言。網走地本からは「脱原発への思いをしっかり世論に伝えていくため、署名活動に取り組んだ。仲間からは『原発への関心が高まった』『地本全体で取り組み連帯感が生まれた』といった声をつかんでこれた」といった脱原発の発言がだされた。
集会では、春闘期の当面する闘争方針として、継続的に取り組んでいる『道本部青年部統一要求書』行動に加え、部員一人ひとりが春闘をたたかう決意を固めあい、全部員が参加する大衆行動として『団結小旗』を取り組むことを確認した。
集会の最後には、牧野青年部長が、「春闘だから要求書提出、団結小旗の掲揚をするのではない。職場や社会に問題があるからこそ、要求書を掲げ、大衆行動を配置して春闘をたたかっていく。先ずは、もう一度しっかりと日ごろの生活・職場を振り返り、仲間と話をしよう」と集約し、団結がんばろうで集会を終えた。
※今回当面闘で確認された『団結小旗』のデータは下記をダウンロードして使用してください。
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