女性部

2012年01月18日

出産したあと生きていることが『採用試験』=連合北海道ブロック女性会議

1月15日、2012連合北海道ブロック女性会議が札幌市・自治労会館で開かれ、全道から14構成組織、39人が参加した。自治労からは女性部四役と連合派遣幹事の灰野由希子さん(札幌市労)が参加した。

まず最初に連合総合男女平等局中島圭子局長より、「2012春季生活闘争における男女平等の取り組みについて」並びに「第3次男女平等参画推進計画の推進にむけて」について提起を受けた。2012年7月1日から従業員100人以下の企業においても、改正育児休業法が適用対象となること、男女間賃金格差是正にむけ世帯主要件の廃止に取り組むことなどが話された。


 
次に、連合北海道男女平等局渡辺直志局長より、連合北海道2012春季生活闘争方針が提起された。北海道の雇用情勢は、全国と比較すると厳しい状況であり、3割がパート求人である。特に若年層や女性の就職が厳しい状況となっている。2012春闘では賃上げの取り組みと合わせて、男女平等参画社会実現にむけた取り組みと均等待遇の実現、ワーク・ライフ・バランス実現のための取り組みなどを展開していく。また、連合北海道女性委員会では、3月4日に3.8国際女性デーを開催する。

最後に、参加者全体で意見交換を行なった。北教組からは「産前産後休暇制度がなかった時代、出産前日まで登山学校に参加するなど過酷な労働条件だったことから、出産したあと生きていることが『採用試験』だった、なので母性保護につながる生理休暇制度の意義をきちんと伝えていくことが必要」、地協からは「女性が社会に出て行くために保育所の整備が必要とされるが、道内の多くの地域の場合、預け場所があっても母親の働き口がない」という実態などが出された。
 
そのほかに、参加者から女性組織の活動状況、女性執行委員の配置状況、活動の課題などが報告され、約2時間にわたって積極的に意見が交わされた。
 

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