食を通じて子どもたちに笑顔を=栄養士連絡会で南極料理人が講演
12月3日、札幌市・自治労会館で自治労北海道本部学校栄養士連絡会議第10回総会・全道学習会を開き、全道から8単組32人が参加した。
第10回総会では、はじめに小野塚かずみ議長(札幌市職連)が「本日の総会を通して栄養士連絡会議の活動内容を多くの方に知っていただきたい。11月に行った『道教育庁への政策要求と提言』について、今後も現場の声を要求にしていこう」とあいさつした。
続いて、道本部藤盛副委員長があいさつにたち、自治労を取り巻く直近の情勢や賃金確定闘争の状況、とりわけ北海道庁の独自削減継続提案の内容などを話した。
その後、活動・経過報告、活動方針、幹事会体制を提起し、すべて満場の拍手で承認し総会を終了した。
引き続き行った全道学習会では、「食を通じて子どもたちに笑顔を」と題して、西村淳さん(南極料理人、作家、オーロラキッチン主宰)による講演会を行った。講演では、南極観測隊の料理人として、過酷な環境下で体得した調理法や残り物を新たな料理に変身させるレシピなどが紹介された。西村さんは「決まった時間にみんなで食卓を囲むことの大切さを知ってほしい。どんな環境のもとでも『食』を楽しむことや『食』を通じてコミュニケーションを図ることは重要である」と語りかけた。
その後、参加者が4つのグループに分かれてグループ討議を行い、栄養教諭になっても仕事の内容が変わらない現状がある一方で、食育の推進や衛生管理など膨大な業務を一人でこなしていかなければならない悩みや不安などが数多く報告された。
組合員専用ページのTOPへ