女性部

2011年10月31日

「王子様は絶滅。シンデレラストーリーから目覚め、職業持とう」=連合女性集会

10月28日、東京・よみうりホールで2011連合中央女性集会が開かれ、27日には前段集会として自治労女性集会が開かれた。

北海道からは、原美夏道本部女性部副部長(洞爺湖町労連)、佐藤智美さん(剣淵町職)、上島道本部臨時執行委員が参加した。

28日の2011連合中央女性集会には、全国から959人(女性679人、男性280人)が参加した。政府代表としてあいさつを行なった小宮山洋子厚生労働大臣は「女性が働くということは、これからの社会に必要不可欠である。M字カーブの解消とワーク・ライフ・バランスの実現を社会全体ではかっていかなくてはならない」とあいさつした。

講演では実践女子大学教授の鹿嶋敬さんが男女共同参画の現状と課題について講演した。
日頃女子学生を対象に授業を行なっている鹿嶋さんは、「男性片働き時代の終焉」を唱え、「専業主婦の座」安泰であるための3盤石(①夫婦間の愛情盤石、②夫の健康盤石、③夫の勤務先盤石)を挙げ、果たしてこれらの条件を満たす人がどのくらいいるのかとして、「もろい専業主婦の座」を学生達に伝え、非正規雇用の30代男性の1/4が未婚であることから「男性受難時代」とし、女子学生達には「王子様は絶滅した。シンデレラストーリーから目覚め、職業を持つ女性になるように」と教えているとのこと。また、労働組合の幹部の配偶者は専業主婦が多いが、労働組合も固定的性別役割分担意識から脱することが必要と述べた。
 

午後からはトークセッション「あらゆる分野への男女平等参画をめざして」が行なわれ、企業や国、連合の取り組みが報告された。
 
 

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