青年部

2011年09月20日

【青年部情報】今こそ脱原発に向けた取り組もう!=さようなら原発集会



さようなら原発1000万人アクション5万人集会後のパレード

9月18日~19日、東京都・日本教育会館で、「自治労青年女性『さようなら原発』集会」が開かれ、38県本部148人(うち北海道から25人)の青年女性が集結した。
この集会は9.19さようなら原発5万人集会の前段に、「原発に対する学習を深めて集会に参加しよう」と取り組まれたもの。


【写真】あいさつする佐々木青年部長

はじめに、福島県本部いわき市職労・新妻執行委員長の講演では、委員長自身も約3カ月間体育館での避難生活を体験し、「連日連夜の残業を余儀なくされた状況で疲れがとれることがなかった」と、福島での切実な実態を述べ、さらに、「災害時の指示系統がしっかりしていなかったことにより、職員内での不協和音が生まれてしまった。現在も解消できないまま激務に追われている」と、切実な職場失態など被災地職場の生々しい実態が語られた。

さらに新妻委員長から、「平和の火リレーの取り組みで『原発についてどう思うか?』と地域住民に聞き取りを実施した際、住民からも『怖い』との声も出ていたことがあったが、現実は、地元の雇用の大半が原発に携わっており、定期検査の際の雇用(炉心に行き部品交換を1分間程度してその日の作業が終了)や、イベントの協賛などを東電がしていたこともあり、反対は難しい状況にあったのは事実」と述べ、「事故が起こってしまった現在は、『脱原発』はもちろんであるが、今後の雇用をどう回復していくのかがとても大きな課題である」と強調した。


【写真】真剣に講演を聞く参加者(手前・北海道からの参加者)

たたかいの報告では、原発事故により避難地区に臨時役場を設置している仲間の職場状況や、これまで不参加だった原発立地町の仲間の「平和の火リレー」への参加希望があったこと、「地元住民の意思に反してなければ原発立地もいいのでは」と考えていた仲間が、「自分の町だけでなく他の町にまで迷惑をかける原発はいらない」と認識をあらためる仲間がいることが報告された。

最後に中央本部・佐々木青年部長から、「今こそ脱原発に向けた取り組みが必要。このような事態が起こっていることは、これまで脱原発に対し取り組みきれていなかったということの裏返し。学習を強化し、脱原発の世論を職場・地域から高めていこう」と総括し、改めて学習の強化と脱原発の取り組みの強化を確認した。


たくさんの方々が署名をしてくれました

19日午前中は、新宿駅などの周辺にでさようなら原発1000万人アクションの、「脱原発を実現し、自然エネルギー中心の社会を求める全国署名」に取り組んだ。
1時間という短時間の取り組みではあったが、「自分から進んで署名に協力してくれた地域住民もいるなど、脱原発に対し地域住民の関心がより一層高まっていることを実感した」という青年の感想も寄せられた。

道本部青年部としても10月から、地域署名の取り組みで「原発はいらない」という声を上げていきますので最大限の結集をお願いします。

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