ひとりごと

2011年09月12日

【ひとりごと】鉢呂さんが辞任に追い込まれた真相は…どこに

鉢呂吉雄経済産業相が原発に関わる発言で、辞任した。
「すかざず決断現場主義!」これをキャッチフレーズに、高橋知事候補とたたかった鉢呂さんの知事選が思い出される。
経産省出身の高橋知事と鉢呂衆議との構図…
道新には、大臣就任直後「"古巣”トップに天敵」「高橋知事頭抱える?」の見出し付きの記事が出ていた。

鉢呂吉雄経済産業相が9日午前の閣議後記者会見で触れた「死のまち」 発言の前後の詳細は、以下の通りだ。

昨日、野田佳彦首相と一緒に(視察した)東京電力福島第一原子力発電所事故の福島県の現場は、まだ高濃度で汚染されていた。事務管理棟の作業をしている2千数百人がちょうど昼休みだったので話をした。除染のモデル実証地区になっている伊達市、集落や学校を訪れ、また佐藤(雄平)知事、除染地域に指定されている14の市町村長と会ってきた。 大変厳しい状況が続いている。福島の汚染が、私ども経産省の原点ととらえ、そこから出発すべきだ。
事故現場の作業員や管理している人たちは予想以上に前向きで、明るく活力を持って取り組んでいる。3月、4月に入った人もいたが、雲泥の差だと話していた。残念ながら、周辺町村の市街地は、人っ子ひとりいない、まさに死のまちという形だった。私からももちろんだが、野田首相から、「福島の再生なくして、日本の元気な再生はない」と。これを第一の柱に、野田内閣としてやっていくということを、至るところでお話をした。 除染対策について、伊達市と南相馬市も先進的に取り組んでいる。大変困難ななかだが、14市町村の首長が、除染をしていくと前向きの形もでてきている。首長を先頭に、私も、住民のみなさんが前向きに取り組むことで、困難な事態を改善に結びつけることができると話した。政府は全面的にバックアップしたい、とも話した。

なにも、間違った内容ではない。


自民党の河野太郎衆議が自身のブログでこんなことを書いている
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引用

【無念の経産相、辞任】
2011年09月11日 00:33|自民党役職停止中

鉢呂経産相が辞任した。

一連の発言が失言であることは否定しない。アホといわれても仕方ない。
しかし、残念だ。

鉢呂経産相は、野田総理の原子炉の新規立地はしない、耐用年数が来たものは確実に廃炉にするとの方針を着実に進めようとしていたし、それを実現するためのかなり大胆な人事を考えていた。

経産省内外の抜擢すべき人物の発掘を多方面に依頼していたし、ガンとよばれる幹部の異動も考えていたふしがある。

個人的にはかなり期待していただけに残念だ。

失言にはきちんと陳謝し、撤回する等の対応が必要だが、失言でやめさせるのではなく、誤った政策でやめさせるべきだ。失言した分を取り返すために死にものぐるいで働いて、正しい、推進するべき政策を進めるほうがプラスが大きい。

今回は、不思議なことに与党幹部からも後ろから鉄砲で撃つ発言があった。

なにか裏があったのだろうか。

東京新聞特報部、テレビ朝日の玉川さん、自由報道協会、正義を守るために出動せよ。

この国をどうするのか、政策議論をしようではないか。政治家が揚げ足取りばかりしていてどうするんだ。

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昨夜10時からのテレビ番組Mr.サンデーで、竹田 圭吾さん(『ニューズウィーク日本版』編集主幹)が、「『死のまち』にしたのは誰だ!といった報道になるべきなのが、政局に持ち込んだ感じがする。大臣になる前に福島に人一倍足を運んで、子どもの線量の関係で頑張っていたのは鉢呂さんだった」といったコメントをしていた。

オフレコでの記者とのやりとりの、「放射能…」といった後半の言葉は、どの報道もバラバラである。

どうしたものなのか…????


民主党は、今回の件について検証が必要だとしている。

コメント (2)

ゆにおん:


大臣辞任会見をニコ動で確認しました
一部マスコミの態度の悪さ、そしてそれをたしなめる
自由報道協会?の記者・・・
また「なにも間違ったことを言ってないのでは?」といった
記者の発言もありました

視察後の記者会見が上記のとおりだとしたら、
一部のコトバを切り取り悪意を持って喧伝していたとしか
受け取れません

いつになったら政策を評価したうえでの政治家の評価、
というかたちになるんだろう
結局は国民に、ブーメランのようにかえってくるようなことを
いつまでもやっていては、それこそ被災された人たちは浮かばれませんね

道本部:

ゆにおんさま

いつもありがとうございます。

昨日の北海道新聞に、鉢呂衆議のインタビュー記事が載っていましたね。

「原子力政策官僚が抵抗」の見出しの部分に鉢呂衆議の想いが書かれていました。
鉢呂衆議が、そうとう「脱原発」だと警戒されていたようです。
わりとまともな記事で、少し安心しました。
しかし、残念です…

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