青年部

2011年08月31日

【青年部情報】福島の原発事故は身近な問題と実感!=第50回平友祭

8月27~28日、夕張市で第50回北海道青年学生平和友好祭典が開催され、4産別1団体80人の仲間が結集した。

集会では、基調講演として福島県平和友好祭典実行委員会の佐藤哲郎さんから「地震後の生活状況など」と題した講演を受けた。

佐藤さんは、いわき市役所水道局浄水課に勤務し、地震後は送水管が破損したため、浄水場を給水所として給水活動に従事してきたが、もともと、想定されていないことであり、何の準備もないなかで大変な苦労をしてきたことを話しました。

また、「放射能への不安から他自治体からの応援も来れない状況があった」「自分の家も警戒区域であり、いつになったら帰れるのか不安」など、福島第一原発の事故が、今回の災害をより深刻な状況にしたことが話された。


【写真】講演ではプロジェクターを使用して震災当時のいわき市内の状況を伝えた

その後の、分散会では、「震災や原発もどこか他人ごとに感じていたが、身近な問題として考えることができた」などの声が出された。

また、分散会ではそれぞれの職場実態も交流しているが、「23時まで超勤しても超勤手当は21時までしかつかない」、「課内の年休の取得は平均3日。もっと休みを取りたい」など、超勤をしたら超勤手当を受け取る、休暇という権利行使をするといった、当たり前のことができなくなっている職場の実態が多く報告された。
集会一日目は、分散会の後、エルベの誓いと焼肉交流を行い、日程を終えた。


【写真】80人の仲間が集まり平和について考えあった

集会の二日目はスポーツ交流として、分散会対抗で「大縄跳び」「ドッチビー」を行い、交流を深めた。

閉会集会では、分散会報告、ヒロシマ平和の旅報告のあと、牧野実行委員長が「震災や原発もどこか他人ごとと感じていたが、講演で現地の実態を聞き、問題意識・関心をもてたという感想が多かった。職場の問題も同じ。実態や思いを共有することで、個人の問題ではなく、全体の問題と考えていける。まずは、職場の実態・率直な思いを仲間と話し合い、事実を共有していこう」と全体集約を行った。
集会の最後は、加賀道実行委員の音頭で団結ガンバローを行い、2日間の日程を終えた。


【写真】団結がんばろうで平和な社会の実現を誓い合った

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