2011年07月21日

「あの時一緒にたたかった仲間は同志だ」=自治労単組専従者セミナー

6月22日(水)~25日(土)に、東京の自治労第一会館で行われた「単組専従者セミナー」参加者3人からの報告です。
(戻ってすぐ報告をいただいていましたが、掲載が遅くなり申し訳ありませんm(_ _)m)

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参加者は、3人でした。クリックすると大きく表示されます
左から苫小牧市職労白川さん、北見市職労・江本さん、士別市職労・増田さんです。お疲れさまでした(^_^)
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【専従者セミナーに参加して】

北見市職員労働組合
書記長 江本 博幸

このセミナーは一方的に聞く講演だけではなく、グループ討論(ワークショップ)を多用しており、自らがテーマについて考え、参加者同士の討論から学んでいくというものでした。振り返るとあっという間に終了したというのが率直な感想です。
 
セミナーでは「相手(組合員)と向き合うときの心の姿勢」「公務員制度改革の課題」「潜在意識を引き出すことを心がけるコミュニケーション」などのカリキュラムがありましたが、私が一番印象的だったのが「プロ野球選手会の取り組み」と題して講演された松原誠事務局長の話でした。2004年の近鉄とオリックスの合併に伴う再編問題(当時ヤクルト古田選手会長)に対し、ファンや選手の事を考え打ちたくなかったストライキに至った経過やともに闘った選手会と選手のやり取りなどを事細かに話してくれました。
松原事務局長の「不幸を繰り返したくない」「仲間(選手)を一人にさせたくない」「あの時一緒に闘った仲間は同志だ」という言葉が印象的で、運動に対するモチベーションを上げてもらいました。

専従者は限られた専従期間の中で自分のやりたいことにどれだけ全力投球できるかが大きな課題でもあり、非専従と違い運動に専念できるという魅力があります。セミナーを通じ全国の仲間と交流し、残りの専従期間を悔いの残らぬよう全力で取り組みたいと思わせていただける内容でした。貴重な経験をありがとうございます。

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苫小牧市職員労働組合
書記長  白川 典之

私自身、今まで道本部や地本の定期大会、各種集会に参加したことはありましたが、学習会形式のセミナーに参加するのは初めてでした。
 
最初、道本部から話があった時、今、自分の単組において大変、課題が多いなか、4日間も事務局を離れて良いのか?という思いもありましたが、全国の仲間がどのようにして、この難局を乗り越える努力をしているのか、知りたく参加する決意をしました。
 
セミナーに参加して、多くの仲間の話を聞くと、やはり、どこの単組も同じような課題で苦しんでいて、そして対応に困っていることが分かりました。自分も専従になってから、自分の進め方に問題があるのかなど、悩むことも多いですが、全国の仲間も同じ状況で悩み、頑張っていることから、この4日間で出された意見を参考にしながら、自分の単組課題の解決策を見つけていきたいと思いました。また、これから高い壁にぶち当たることもあると思いますが、今回の仲間と連絡を取り合いながら、共通認識で闘っていきたいと思いました。
 
本当に、この4日間は、自分の単組でも保育所支部交流会や地本の組織集会、連合関係の学習会等の日程を、副委員長や書記次長に任せ、迷惑をかけながらの参加となった。必ず、このセミナーに参加した結果を今後の運動に繋げていかなければならないと思いました。
※プロ野球選手会(組合)の取り組みは組織力の観点で良い講演でした。
※レーベン企画の南雲さんも元江戸川市職の書記長経験と民間企業経験の話を織り交ぜながらの実体験談で参考になりました。

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自治労士別市職員労働組合
書記長  増 田 晶 彦

このたびは、単組専従者セミナーという貴重な体験をさせていただき、大変ありがとうございました。
 
セミナーでは、主にワークショップを通じて、各単組の現状と問題点、そして今後にむけた解決策をさまざまなテーマのもとで議論しましたが。共有する課題について他単組の取組みを聞く中で、日頃、直線的に対応している課題を俯瞰的に見ることで、新たな解決策を見出すこともできました。
 
また、講義の中には国公給与削減問題や、公務員制度改革などの最新情報もあり、非常に参考になったのとあわせて、不安を抱えている組合員に早く、正確な情報を発信しなければとの思いに駆られました。
今後、労使関係が大きく変換しようとしている中で、学習会等を通じこれからの運動の作り方、たたかい方を学ぶとともに、組合員全員がさらに一体となって運動を進めることが重要になると再認識いたしました。
 
最後に、本セミナーを一緒に受講した仲間の皆さん、大変お世話になりました。今回育んだ横の繋がりを大切にしつつ、これからも積極的に活動を展開していきましょう!

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参加者全員 クリックすると大きく表示されます

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