2011年07月13日

アイデアを出し合って解決することが大事=公企評組織集会

7月7日、8日の両日、北海道自治労会館で自治労本部公企評組織集会が開かれ40県本部111単組113人(うち北海道18人)が参加した。

冒頭、吉田議長(札幌市職連)が、「東日本大震災から4カ月、地域住民やライフラインに甚大な被害を及ぼした。完全復旧には時間がかかるが、仲間の支援で、水道、下水道、ガスが復旧した。福島原発事故は被害をより一層深刻なものにしている。現地報告の中で、ライフラインの復旧と原子力エネルギー政策に問題が投げかけられている。この集会は、参加者の議論で補強をしてほしい」とあいさつした。

続いて、開催地の道本部山上委員長が、「公企職場は公共サービスのかなめ、環境問題と密接に関わる事業だ。大震災の発生で、公企の重要性を改めて認識することになった。2日間でさらなる前進にむけて意思統一してほしい」とあいさつした。

また、札幌市職連・吉田委員長も歓迎のあいさつに駆けつけ、「全国の皆さんにお集まりいただき感謝。岩手県・宮古市に復興支援に行き、ライフラインを支えるみなさんの仕事の重要性を感じた」と話した。
 

記念講演では、元ラグビー日本代表として活躍した今泉清さんが「活力ある組織とは」をテーマに講演した。
現在、今泉さんは、早稲田大学とサントリーフーズのコーチとして後進の指導にあたる一方で、人材育成コンサルタントとしてラグビーの経験を生かした「組織論」などの講演活動を行っている。

講演では、「目標に達するためには自分を変えて行く必要がある」と考えを述べた上で「ラグビーでは『みんなは1人のために、1人はみんなのために』と全員が目標に取り組み解決するという考え方があるのは、皆さんの組織と同じ。その中で自分は何ができるのか?アイデアを出し合って解決することが大事」と述べ、「目標を見定めなければつかめない勝利がある」と強調した。

特別報告として、宮城県・仙台市職労、福島県・双葉地方水道企業団労組、兵庫県本部公企評から、下水道の被害状況、警戒区域内の工業用水(福島原発等)の確保と課題、給水支援活動と事前協議について報告がされた。

2日目は、水道、下水道、ガス、県公企部会に分かれ、①公企評の運動方針の補強、②組織強化の課題解決に向けた方策について、③本部への要望について議論した。

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