「パワ・ハラ」起きない、起こさない、起こさせない=2011自治労道本部労安講座
7月16日、自治労会館3階中ホールで2011自治労道本部労安講座を開き、32人が参加した。
冒頭、藤盛対策委員長から、「道本部労安は近年における安全衛生課題の広範囲化にともなって活動強化が求められている。本日の活発な議論を単組での活動強化につなげてほしい」と、あいさつした。
その後、中野渡事務局長が道本部として、「7月の自治労労働安全月間の取り組み」について提起した。
基調講演では、西田中央本部法対労安局長から、「働きやすい職場づくりのために~ハラスメントとメンタルヘルス~」と題して「メンタルヘルスは個人の原因ととらえられ、差別の怖さから診断が遅れることが問題になっており、その原因ともなり得るパワ・ハラは、起きない、起こさない、起こさせない体制づくりが必要だ」と説明した。
午後からは、「職場点検」、「災害時の勤務・労働条件」「パワー・ハラスメントについて」の3つの分科会に分かれ、討議が進められた。報告では、①職場点検では、特に良好事例から学ぶことが大切である②災害時に職員の判断が迫られることは多い。復興支援者からも、メンタル対策の必要性が感じられたとの報告があり、多くのことを学んだ③パワハラは、加害者が自認しないことが多く、職場内で共通認識の必要性を感じた。などが発表された。
最後に、中野渡事務局長が全体集約を行い、終了した。
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