青年部

2011年06月10日

仲間の声にこだわって運動をすすめよう!=青年部長会議

6月4~5日、札幌市・自治労会館で89単組・総支部115人(うち女性11人)が参加し道本部青年部長会議を開催した。
1日目、基調講演では、国鉄名寄闘争団 菅野 透さんから『「行革」攻撃の中で労働者、国民はどうなってきたか(旧国鉄からの報告)』と題し講演した。「旧自民党は、国の財政悪化の責任をマスコミをつかい労働組合へと押しつけてきた」とし、「仲間を犠牲にして生き残ろうと必死になっている。お互い労働者なのに、『格差』を労働者同士がつけているのはおかしい」とした。こうした中、菅野さんは「赤字のツケと責任と犠牲を労働者・利用者に負わすことは出来ない。私自身、面倒を沢山みてもらい、働き続けられたし、全国の仲間から『闘争団がんばれ』という応援があったおかげで頑張ってこれた」とこれまで闘争を続けられた理由を述べた。


【写真】講演する菅野さん

続く分散会では、「独自削減が終わるのに、また国公の一割削減の影響で下げられるのは納得ができない」「当局の人員削減が原因で職場環境の悪化、さらにはメンタルヘルスの問題にも波及している」という職場実態が出された。
原発事故の問題では、「原発は危険なものと改めて思った。平和の火リレーなど積極的に関わりたい」と反原発の運動を行う決意がある一方、どれだけの発電量が必要なのかが不明の中、「今すぐには原子力発電をやめることはできない」「代替エネルギーはどうするのか」など原発依存の発言も多くあった。


【写真】分散会では日頃職場で思うことを話しあった

当面する闘争方針では、交流集会運動から全単組総支部一要求を確立する取り組み、原発への思いを実態討論すること、ユニオンノートを使った学習会の実施を提起した。
2日目、分散会報告を行い、連合ボランティア活動報告として空知地本青年部長大舘弘和さんから、「自らも被災者であり、家を片付けられない中、復興のために不眠不休で頑張る自治体の仲間がいる。現地でチームワークを持って作業に当たるにはお互いを知る交流が大切」と現地の状況を踏まえ報告を行った。
全体討論では剣淵町職労から「賃金手帳付けを行い、『生活がギリギリだったことに気づいた』『子どもにお金がかかるから貯めないとならない』などの声からも改めて賃金学習を深めないとならない」といった賃金に対する発言、「単組・総支部オルグを通じて役員を担うことへの本音が聞けた。単組と道本部を結ぶ地本から汗をかくことが組織強化につながる」など、19本の発言があった。


【写真】全体討論のようす

最後に、牧野青年部長から「私たちの運動は職場の事実、仲間の思いからしか出発はできない。安心して暮らせる社会、平和な社会をつくるには、もう一度、職場の事実を確認し、仲間の声にこだわって、話しをすることを全体で確認する」と集約した。
最後に「全ての原子力発電所に廃炉を求める決議」、「反合理化闘争を強化し、交流集会運動の成功を勝ち取る決議」の2本の決議の採択後、団結がんばろうで閉会した。


【写真】7月の夏期交にむけ事前学習を取り組み仲間の声から運動をつくることを誓い合った

当面する闘争方針は下記をダウンロードしてください。

2011青年部長会議当面闘をダウンロード

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