青年部
2011年05月23日【青年部情報】理想と現実のギャップを埋める組合活動=青年コース
5月20~22日の3日間、札幌市・自治労会館で2011自治労北海道学校「青年コース」を開き21人(うち女性1人)が参加した。
1日目、開校式では、災害ボランティア活動や国家公務員の1割カット問題などにふれ、藤盛副学校長、牧野青年部長があいさつした。
講義では第1部で、「労働者としてのものの見方と考え方、産別自治労の意義」と題し、大出企画総務部長から、「『忙しくない・安定している公務員』のイメージが職場に入ってから『忙しい・賃金労働条件が悪い』に変わったのでは?」と参加者に質問を投げかけ、しっかりとした住民サービスを行うためには、「賃金・労働条件の整備が重要。理想と現実のギャップを埋めるのが組合活動。仲間づくりをすすめ団結しよう」と訴えた。
講義第2部として、「独自要求闘争について」と題し、加賀正浩全道庁労連青年部長から全道庁労連の独自要求について講演をした。加賀青年部長から、「仲間がツラいとき、『大変だね』と言うだけで終わらせず、どうすれば解決できるか考えよう」と仲間づくりの重要性を述べ、要求には根拠付けが必要と「全道庁労連青年部独自アンケート」などの取り組みについて話した。
3日間通して行われたグループディスカッションでは、職場実態討論を中心に行い「病院事務なのにXP技師の補助を行う違法な状態だ」という声や、「福祉職場では超勤が続いているのに、上司はすぐに帰って超勤命令簿もつけないし実態を知ろうともしない」「ただでさえ忙しい職場に鳥獣駆除も兼務となり厳しい」などの声がだされた。
その後、機関紙づくりを行い「機関紙の禁じ手」について学び、各班で実際に機関紙づくりを取り組んだ。
【写真】明日の模擬団交を周知する武器「機関紙」を各班で作成した
最終日には、3日間で学習・交流・討論した独自要求実現にむけて、道本部執行部を仮想当局として模擬団体交渉を行った。
閉校式では、牧野青年部長から「公務員制度改革を見据え、しっかりと根拠をもって当局とたたかうことが必要。そのためにも仲間と話し合い、実態を改善するため要求し交渉することが大事。3日間を通じて学んだことを単組に戻って伝えよう」と集約し全日程を終了した。
参加者からは「充実した内容で3日間が、短かった」「教宣づくりをがんばりたい」「組合活動に抵抗を感じていたが、コースで変わった」「単組でもがんばりたい」といった声が出された。
【写真】仲間づくりの重要性を学びあっという間の3日間を終えた
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