東日本大震災自治労の人的支援

2011年04月16日

【☆支援活動報告】明日(16日)は避難所最終日!

4月10日スタートした「東日本大震災」自治労復興支援活動中の北海道本部第1グループ活動報告が届きました。

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第1グループ
2011.04.15(第6日目)の報告

日勤と夜勤のローテーションが入れ替わった日、昨日に引き続き気温は20℃前後となり、月〜火曜日の寒さは一体何だったんだ?と思わせるような陽気であった。

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避難所4月15日の献立(クリックすると大きく表示されます)

第1班の夜勤組・釧路市役所ユニオンの両名も前任を受け継ぎ、宮古市職員を仮眠させて自らは寝ずの番を務めた。「今宵も同様に」と交替時は意欲満々の 笑みだった。
第2班は全道庁労連2人が夜勤入り、筆者と同世代だけに体力面が心配だが、「一緒にするな」と叱られそうである。
第3班はローテーションを変形して、班員全員が24時間勤務を経験しようとの試み、結果がよければ本部に意見反映し、引き続く各グループの勤務ダイヤの改良にもつなげられれば…と思う。

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段ボールでできた更衣室

さて、今日の日勤組の任務、暖かくなった日に限って体力勝負の作業が多かったようだ。

今日が体育館への集約化(教室に居住する避難者の体育館への移動)の日だった避難所では、予想していたとおり大小のもめ事が発生したらしい。夜勤組に交替した後の「本日の北海道団総括交流」で3班相互にしっかり情報交換し、明日集約化を控えている避難所の参考としたことは言うまでもない…実際にもめ事の防止につなげられるかどうか手腕が問われるところでもある。


東京都中央区立泰明小学校の子どもたちから届いたメッセージ

また、退所した人たちが使用していた毛布を青空のもと干す作業…枚数も多く朝から汗だくになって頑張っていた姿が印象的であった。さらに、集約化に備えて山積みされた支援物資の移動作業に汗した班も「最初からあそこに積んでいれば…」という思いになるのも当然ではあるが、現在は150人程度の避難者数でも、震災後しばらくの間は混乱の中で5〜600人もの人が小学校に避難していたことを思えば、そんなに計画的に物事を進められたハズもないので、ことばを呑み込んで黙々とダンボール箱と格闘していた。

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酒井義明さんの詩(クリックすると大きく表示されます)
酒井義明さんのHPはこちら↓
http://sakaiyoshiaki.com/index.html

道本部ホームページを通じてこの間の報告をしてきたが、メンバーを送り出してくれた単組の方から温かいコメントが寄せられ、大変励みになっている。
当該メンバーたちに、今日から避難所に導入された災害情報用パソコンを拝借して専用ページを閲覧してもらったところ、なかなか喜んでいた。

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ホテルの夜ごはん(クリックすると大きく表示されます)

筆者としてお詫びしなければならないのは、報告の内容が、把握可能な自分の班のことが中心となりがちで、頑張っているメンバーすべての活躍ぶり?を平等に取り上げられていないことだ。
固有名詞掲載の有無に拘わらず、3班・15人全員が、本当に貴重な体験・経験をしながら奮闘していることを強調しておきたい。

気がつけば、明日は避難所での任務最終日である。夜勤組は明後日の朝までの任務となるが、明晩は第2グループがBC入り、引き継ぎを行うことになっている。
第1グループの経験を「役に立つ情報」としてきっちり引き継ぐこととしたい。
やはり「がんばろう東北、がんばろう岩手、そして、がんばろう日本」である。

今日は、写真を撮る余裕もなかったために、本文と関連のないものが多いが、そこは想像力を発揮して、新たな派遣要員の確保に役立てていただきたい。

(報告者=道本部・木村美智留)


コメント (1)

e-makabe:

ご苦労様です。
現地での活躍に頭が下がります。
毎日、報告を読ましてもらい、さらに札幌医科大学としても現地の医療班で、多くの組合員・医師も参加してその苦労話しも聞いています。
また、道立病院のスタッフもすぐに駆けつけ、頑張ってきています。

私自身は、事務職として直接医療に携わるものではありませんが、裏方として出来ることをしっかりやろうと、改めて心に刻むものとしてこの報告を受け止めました。
読んでいるだけで、被災された皆さんのことや組合員の働きに涙が流れる思いです。

私自身、地震当日に中央本部で県職共闘の会議があり、日帰り予定が自治労会館での泊まりとなり、その時の本部の中で、各自治体病院へ状況確認や今後の対応策の検討など、頑張っている姿を一晩見てきました。

自治体職員だから、組合員だからということでなく、しっかり地域のことを支えることが、私たちの役目であることを、今後、しっかり身につけるよう努力したいと思います。
札幌で報告を読んでいるだけで、現地の辛さは分かっていないと叱られるかもしれませんが、その点は今後の活動の中でお返しすることでお許し願いたいと思います。

第1陣が無事に戻ること、そして、今後派遣される仲間の皆さんの健康など安心して活躍できることをお祈りいたします。

最後に、全道庁労連の組合員の皆さん大変お疲れさまです。

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