2011年04月15日

【☆支援活動報告】北海道テレビ放送(HTB)の記者が取材にやってきた

4月10日スタートした「東日本大震災」自治労復興支援活動中の北海道本部第1グループ活動報告が届きました。
(写真と内容が必ずしも一致していませんが、お許しを…)

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第1グループ
2011.04.14(第5日目)の報告


宮古市役所=とりあえずの補修がされている

今日は、昨夜からの24時間勤務をはさんで、日勤組と夜勤組のローテーションが入れ替わる日。
第1班の石狩市職労2人は、夜勤3日目の昨夜も地元市職員を気遣って仮眠させ、自分たちは寝ずの番をした。

真夜中の3時頃、体調不良を訴える30代の男性が…仮眠中の市職員を起こし救急車の手配(地元では、避難者のことを第一にということで、ちょっとでも容態が悪ければ遠慮なく救急車を呼ぶようにとのお達しが出ている。)をしたり…男性は、午後には顔色もよく避難所に戻って来て事なきを得たが、しっかり夜警の役割を果たしてくれた両名には改めて感謝したい。
3日間で5時間ほどしか寝ていない者もいるが、明日からは日勤に変わるので今夜は精一杯労ってやりたいと思った…眠いだろうから大きなお世話か?

また、今日から夜勤に入る1〜3班の6人は、他の避難所の様子を学ぼうと、朝から意欲的に市内を巡回、さらには、宮古駅から電車を利用して、38mもの津波が襲ったという田老(たろう)地区にも視察に行ったと言う。
そこで見たものは…「まさに全てがなくなった状態だった」と。ご存知の方もあると思うが、田老地区は日本一の防潮堤があることで有名な町だ(合併で宮古市となった)。
その防潮堤をいとも軽々と乗り越え、町を丸呑みにして壊滅的な被害を与えた津波の恐るべき威力にはことばも失ってしまったらしい。

2011.04.14zendo-tyo-006.jpg
全道庁労連の2人・クリックすると大きく表示されます

さて、本日の主な作業。1班は昨日の暴風で破られたブルーシートの補修をして、より強固な雨風よけを完成させた。
2班は、相変わらず我が復興支援隊が避難所運営を取り仕切らざるを得ないという構図、保存食の管理権限がどこにあるのか曖昧で地元の考え方もバラバラ…さしもの川上班長も困り果てたようす。
3班は、明日の引っ越し(体育館への集約化)を前に、余り整理されていなかった支援物資の整理と移動でてんてこ舞いなどなど、今日は20℃近い気温になる中、それぞれが気持よい汗を流した(一部は冷や汗だったかも知れない…)。

夜勤組へバトンタッチしてBCに戻ると、第2グループとの引き継ぎの詳細等についての事務連絡を渡された。
どうやら、少なくとも第2グループは、第1と同じ避難所担当と任務になるようだ。ぜひ、しっかりと引き継ぎも行えるよう、明日各班で意思統一することとしたい。

帰宿して夕食後、1時間足らずの交流の席で各班の報告と今後の課題を話し合った後、部屋に戻って原稿を書こうとしたら、たまたま同宿となったらしい北海道テレビ放送(HTB)の記者が取材にやってきた。
自治労復興支援活動の紹介とともに、余りスポットの当たらない小規模な避難所への取材も是非やってほしいと注文したが、報○ステー○ョンやHTBニュースで取り上げられるかどうか、注目してみたい。
(HTBに問い合わせましたが、「テレビ朝日の取材協力でHTBの記者が岩手に行っているので、いつ放送かわかりません」と冷たい対応をされました…=道本部)

第1グループの任務はいよいよ終盤に入る。
拙文、つたない報告でも、「道本部ホームページを見た」と筆者や他の参加者に激励の電話やメールをくれる仲間も結構増えてきた。

復興支援活動に参加するには、組合員個人の思いだけではなく、当局と交渉して最低限でも職専免を確保するなど、単組・総支部としての当局交渉・バックアップも必要だ。
そうして送り出してもらった参加者は、絶対に有意な経験をすることは間違いないと保証する。


宮古ホテル沢田屋

BCとなっている「宮古ホテル沢田屋」も津波の被害を受けたが、我々が復興支援活動に専心できるよう本当に一生懸命やってくれている。ぜひ、引き続く活動への参加体制確保に向けて、北海道の仲間のみなさんの御協力を重ねてお願いしたい。

明日(もう今日か…)の宮古の予想最高気温は21℃。冷や汗をかかないよう、「がんばろう東北、がんばろう岩手」を合言葉に、3班・15人しっかり頑張りたいと思う。

2011.04.14siminkensyo-025.jpg
クリックすると大きく表示されます=左に宮古市市民憲章。市役所前にあったものか…

(報告者=道本部・木村美智留)

コメント (1)

松儀 倫也:

石狩市職労の者です。
現地でのご苦労HPの文面から痛いほど伝わります。
1・2班の皆さんそれぞれ支援活動にご努力されているでしょうが、やはり、石狩市の二人の活動の記事があると安心しますし、誇りに思います。
二人が戻った時にはしっかりねぎらいますので、残りの期間最後までしっかり頑張るようお伝えください。
皆さんのご無事を心よりお祈り申し上げます。

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