2011年03月29日

【ひとりごと】「体には直ちに影響ない」?の不安

福島原発事故の影響で、世界各国が原子力政策の転換を迫られている。「安全でクリーン」の神話が崩れた以上もっともなことだ。

そんな中で、ベトナムは、これからの経済発展をめざして政策転換せずに、より安全性を重視した原発建設を進めるという。
日本の現状を見ているのだろうか?不思議な感覚の国である。
ドイツでは、脱原発から政策転換をしようという大統領のもと、25万人の市民による反原発デモが起こったというのに、日本人は静かなものだ。
今年のチェルノブイリデーは4月25日に記念講演会、26日に集会がある。ぜひ参加しよう!
チェルノブイリでは、あの大爆発事故のあと5年後に子どもたちの甲状腺ガンが一気に増えた。
「体には直ちに影響ない」?
今は、そう言っている。そう!直ちにではない5年10年でくるのだ。
それでもまだ原発を推進する経済産業省官僚、電力会社、それらにくっついて「原発は安全でクリーン」と今も言い続ける御用学者たち。そして原発建設で儲かった会社。
子どもたちの未来をどうするのだ!と言いたい。

食とその生産に携わる人たちの問題が深刻だ。
福島県須賀川市で野菜農家の男性(64)が自宅の敷地内で自ら命を絶ったという。24日のことだ。

一生懸命育てたキャベツが出荷できない。
どんなに悔しかっただろう。
畑には約7500株のキャベツができていたという。
有機栽培で安全な野菜づくりを心がけていた生産者だ。
「クリーンで安全」な?
どこが?だ。この生産者は、原発に殺されたようなものだ。
いまお店に並んでる野菜は九州、四国、沖縄産が主だ。
今時期に出回る、ちょっとほろ苦い千葉県産の「菜の花」の季節だが、そのすがたはない。本当に心が苦い…


 

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