女性部

2011年03月14日

男性の多様な働き方を後押しするのは女性=3・8国際女性デー自治労女性集会

3月8日、東京・自治労会館で「3・8国際女性デー自治労女性集会」が開かれ、37県本部73人が参加し、北海道からは上島道本部女性部長、千歳市職労・村元照子さん、石狩市職労・吉田真由美さんの3人が参加した。
 

冒頭に本部澤田副委員長のあいさつのあと、松澤女性部長より集会提起が行われた。

続いて講演①「定年まで健康で働き続けるために」と題し、日本教職員組合 池田啓子女性部長より講演が行われた。「仕事と家庭の両立支援策の整備が急ピッチで進められているが、男性の多様な働き方を後押しするのは女性。これからは『多様性』がキーワードとなる」と話された。次の講演②では「2011春闘、要求と具体的なたたかい」と題し全国一般評議会の道脇清副議長から、労働組合・春闘の歴史、2011春闘の取り組みなどが話された。

終了後、有楽町・よみうりホールに移動し、「連合 3・8国際女性デー中央集会」に参加した。集会には男女合わせ約1000人の参加があった。「2011春闘における男女平等課題に取り組もう!」「女性に対する暴力を廃絶しよう!」のテーマのもと連合古賀伸明会長の挨拶、山口洋子副事務局長より基調提起が行われた。

その後「女性に対する暴力の現状と課題」「男女間賃金格差解消にむけた取り組み」など4本の報告された。女性に対する暴力では、身近な人が加害者であったり、被害者に責めを負わされるなど「犯罪」とならない難しさがある。支援団体と連携し政策提言、社会の意識変革をはかっていかなくてはならないと提言された。

20110311sute-ji2102.jpg
最後に全体で「Solidarity Forever」を合唱し、集会アピールを採択した。

【参加者の報告】
千歳市職労 村元照子さん(写真右)
日教組女性部長池田啓子さんから、『定年まで健康で働き続けるために』というテーマで、ご講演いたたぎました。その中で定年延長の現状について、組合員の反応は二極化しているとのことでした。「断固反対」、「若い人の就労機会をうばいかわいそう」「自分は年なので働けず迷惑がかかる」という意見、対して「賛成」、「退職金はどうなるのか、それがクリアされれば賛成」という前向きな意見とのことでした。
前者は過酷な労働環境であったり、組合が弱い所、後者は職場環境が良好で組合が強いところに多くみられるそうです。定年まで健康に働き続けるためには、自分達で働きやすい環境づくりをしていかなければならないと学びました。

石狩市職労 吉田真由美さん(写真左)
今回、3.8国際女性デー自治労女性集会に参加したことで、大きく以下の2つことを学べたことが私にとって大きな収穫になりました。 
まず教師や、民間に働く方たちの組合活動の取り組みや、現状を知ることができて、組合の必要性と役目を改めて確認することができたこと。また、女性の権利の歴史とたたかいを知って、今自分が社会で働けているという権利の大切さを知り、今なお世界で起こっているさまざまな差別はなくさなければならないという意識を強く持つことができたことです。組合員の一人として今後の取り組みへの姿勢に影響する集会でした。

コメントを投稿


組合員専用ページのTOPへ

Copyright © Jichiro Hokkaido. All rights reserved.