本部情報

2011年02月22日

【本部情報】阿久根市職労「訴訟」の和解

鹿児島県本部・阿久根市職労「組合事務所使用許可取消処分取消訴訟」の和解が成立-2/21

2011年2月21日、鹿児島県本部・阿久根市職員労働組合と阿久根市当局は、2010年前阿久根市長が行った組合事務所使用不許可処分の取り消しを求めた訴訟について和解しました。和解の内容は、市当局が2011年度から庁舎内における組合事務所の使用について許可を予定すること、また、使用料について誠実に協議することを確認するものです。
 
2009年6月11日、当時の鹿児島県阿久根市長は、阿久根市職労に対し行政財産(組合事務所)使用許可取消処分(以下「処分」)を突然行い、7月11日までの退去を一方的に通告しました。このことに対し、阿久根市職労は処分を不当として取り消しを求め、6月24日鹿児島地裁に提訴しました。この事件で、10月23日、鹿児島地裁は組合側の主張を認め、処分を取り消す判決を下し、その後この判決が確定しました。
 
しかし、事務所の使用許可は単年度のため、2010年3月8日に市職労が2010年の使用許可を申請しましたが、当時の市長は市民参加の場として利用することを理由に、3月25日、2010年4月からの使用を不許可としました。組合事務所は庁舎外への移転を余儀なくされ、現在は庁舎の敷地外の建物を借りています。このため、5月12日、市職労は当時の市長が行った組合事務所の使用不許可処分の取り消しを求めて鹿児島地裁に提訴しました。第1回口頭弁論が7月6日、第2回口頭弁論が11月30日に開かれ、判決を待っている状態でした。
 
この和解は、訴訟を審理していた鹿児島地裁から和解勧試がなされたことを真摯に受け止め、労使双方が誠意をもって協議を行い成立したものです。

和解条項をダウンロード
阿久根市職労声明ファイルをダウンロード
  

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