道本部情報

2011年02月18日

【道本部情報】2月17日北海道などに春闘要求書を提出=回答は28日

道本部は2月17日、北海道(市町村課)、北海道市長会、北海道町村会に対し「2011年度自治体労働者の賃金・労働条件に関する重点要求書」「2011年度男女平等社会及び職場における男女平等の実現に関する統一要求書」を提出した。

各自治体では財政を理由とした独自の基本賃金等の削減により組合員は厳しい生活を余儀なくされている。
ここ数年来生活苦が固定化している状況を踏まえ、自治体労働者の賃金を平均2.6%(平均10,500円)以上引き上げる要求をはじめ、官製ワーキングプア問題、労働基本権問題、定年延長問題等に関わる要求について趣旨説明を行い、重点課題全17項目について要求を提出した。


市町村課に要求書を渡す川本書記長

また、川本書記長から公務員制度改革、特に自律的労使関係については総務省内で地方公務員の対応については明確になっていないことに関し、「交渉システムなど不透明な部分が多くある。道としても情報収集に努めていただきたい。また、今まで以上にお互い話し合いの場を設ける必要があるのでご検討をお願いする」と述べた。

臨時・非常勤等職員の処遇改善については「官製ワーキングプアが社会問題化しているなか、財政が厳しくても一部の自治体では、臨時・非常勤等職員の単価引き上げに努力をしている。道としても処遇改善について考え方を後日、示していただきたい」と申し入れた。

市町村課長からは「要求書についてはこれまでの経過も踏まえ、しっかりと検討した上で回答したい。」と返答があった。

なお、提出した要求書に対する回答は2月28日、交渉(話し合い)は3月8日の予定となっている。


北海道市長会

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