本部情報

2011年02月15日

【本部情報】中央労福協からの「武富士の経営破たん」に伴う緊急の取り組み

消費者金融大手の武富士が昨年10月31日東京地方裁判所民事第8部に会社更生手続き開始決定を行いました。

武富士は、我が国サラ金の草分けであり、業界の盟主としてサラ金業界に君臨してきましたが、武富士の経営実態は、まさに「高金利」「過剰融資」「過酷な取り立て」というサラ金三悪を具体化したものでした。

現在、武富士の更生手続きは裁判所に委ねられておりますが、今次のケースは、Dip方式と呼ばれ、管財人を現行の経営陣から選出して、更生計画を策定するものでスピードが速い利点はあるものの、管財人と経営陣が同一であり本来の企業再生とは程遠いものになってしまうことが大きな問題となっております。
また、過去の事例からでは、2兆円にも上る過払い金がその数%に抑えられる可能性もあり、約200万人におよぶ過払い債権者に多大な損害を与える懸念があります。更生債権の届け出期限は2月28日に迫っておりますが、届け出率は17%程度にとどまっている状況です。

一方、クレサラ対協では「武富士の責任を追及する全国会議」(代表 新里宏二弁護士)を結成し、1万人規模の原告団結成を目指して、過払い債権者に参加を呼び掛けており、早ければ4月にも訴訟を起こすこととしております。

上記の内容について中央労福協においても連携した取り組みを行うこととし、労働組合への取り組み要請がされました。

中央労福協よる取り組みにご理解いただき、下記、「中央労福協HP」からダウンロード「武富士の民事再生手続きにかかる利用者の対応」(Q&A)やチラシ(可能)をご参照のうえ、武富士利用の組合員への周知および対応をお願いします。

「中央労福協ホームページ」
http://chuo.rofuku.net/information/index20110208.html


コメント (1)

同級生はやましんと呼ぶ:

こうした取り組みもあるんですね。
ぼくも若い頃は、サラ金の世話になりましたが、
武富士ではなかった。
職場の仲間にも高金利払った方がいるかもしれません。
教宣で呼びかけてみます。

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