本部情報
2010年12月06日【本部情報】第9回消防職員の団結権のあり方に関する検討会
12月3日21時15分から、総務省に設置された「消防職員の団結権のあり方に関する検討会」の第9回目が開催された。労働側からは、連合の木村総合企画局長、全消協の迫会長、自治労本部の岡本書記長が出席した。
冒頭、検討会報告書(案)について、事務局から説明を受け、意見交換に入った。
報告書(案)に対し、使用者側委員等から「回復することが前提となっている。回復した場合のあり方のパターンは、参考資料にとどめるべき」「5パターンと消防職員委員会制度の改善を並列のパターンとして扱うべき」との意見が出されたが、座長が「回復は選択肢の一つ。したがって、回復する場合にはどういう課題が生じるのかについての検討を行っている。判断材料としても必要」として、修正を行わないこととした。
また、「回復すべきかどうかについては、『両論併記』となったと捉える」との意見が使用者側委員などから出されたが、労働側委員は、「意見が両方あったことは確かであるが、報告書としては両論併記とはとらえていない」と主張した。加えて、使用者側委員の一人からは、「消防職員のおかれた環境を考えれば団結権を回復してもいいとの思いを抱いている」との意見も出された。
これらに対し、座長は、「消防職員はまさに寝食を忘れて命がけで職務に当たっている。この報告書を活用し良い職務環境となるよう、政府の一員として考えていきたい」とまとめ、報告書を公表することが確認され、検討会を終了した。
<資料>*報告書(案)は、当日配布されたものです。公表の際には、若干字句修正されますので、ご留意ください。
*議事録・資料などについては、下記の総務省HPに掲載されます。なお、議事概要は概ね1週間以内に公表される見込みです。
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/kenkyu/shoubou/index.html
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