道本部情報

2010年12月14日

「情報交換と親睦」「運動交流と連帯」「住民啓蒙」=北海道医療総会

12月11日、札幌市・自治労会館で、北海道医療(中村武志議長協会病院帯広支部、自治労含む12団体約1万4000人加盟)は、2010年、学習会と第18回総会を開き、北海道の看護職員確保対策について参加者全体で理解を深めるとともに、総会で各地区医療の活動強化などを中心とする運動方針と幹事会体制などを決定した。


【画像】北海道保健福祉部の医療政策局地域医師確保推進室(看護政策グループ)主幹の砂山圭子さん

11日の総会前段に行われた基調講演で、北海道保健福祉部の医療政策局地域医師確保推進室(看護政策グループ)主幹の砂山圭子さんから、「道内の看護師等の現状と課題」について講演を受けた。
砂山主幹は講演の中で「北海道は広域で積雪寒冷地という地理的な特色に加えて、札幌や旭川などの都市部に人口が集中している。高齢化率も、2025年の推計で34.0%に上ることが推測される」としたうえで、「このような社会状況の下で、北海道としては、看護師の確保について、①養成対策、②就業定着、③就業促進、④質の向上の4本柱で対応しているところ。看護師の数と質の両輪で確保策を推進しているところで、ポイントは就業定着と再就業の促進にあると考えている。今後とも情報交換やご協力をお願いしたい」と、道の施策についての理解を求めた。


【画像】中村北海道医療議長

その後に行われた総会では、北海道医療等関連労働組合連絡協議会(北海道医療)の活動理念である「情報交換と親睦」「運動交流と連帯」「住民啓蒙」を実践するため、連合北海道・自治労・全道庁労連・民間病院と連携強化と対道交渉の強化、精神障害労災などの労働安全衛生課題の解決に向けた対策の強化、組織拡大に向けたオルグ活動の強化、などの運動方針を出席者全体で確認した。また、これらの方針の実践するうえで、各地区医療(道南・胆振・上川・十勝)の活動強化をはかり、地区医療組織の空白地域解消をするために、道央地区を「石狩・後志ブロック」として、地域内の組織化対象病院などと連携を強化していくこととした。また、北海道医療の役員体制についても、事務局次長について縮減し、幹事について各地区医療(石狩・後志ブロック含む)から選出することとし、連携強化を図ることとした。

2011年度役員体制については以下のとおり
議   長  中村 武志 協会病院労組帯広支部
副 議 長  渡部 基久 亀田病院労組
  同    佐藤 容子 自治労・札幌病職労
  同    斉木 俊博 協会病院労組帯広支部
  同    (選出中) 済生会病院労組
事務局長   小林 一司 自治労北海道本部
事務局次長  (選出中) 協会病院労組
以下幹事については、各地区医療総会にて選出

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