道本部情報
2010年11月18日【道本部情報】2011年度道への要求と提言の「意見交換」
道本部は、11月15・16日の両日、2011年度の道政への「要求と提言」について道との意見交換を行った。
この道内自治体や公共サービス部門などで働く労働組合として、道民福祉の向上と道政の発展をはかるため、10月14日、「要求と提言」を提出、11月5日に道から回答があった。
要求内容については、公契約条例・公共サービス基本条例制定に向けた要求を始め、現業・社会福祉・衛生医療各職場における要求、消防職場の要求、男女共生要求、農業課題と幅広い問題解決に向けて、自治労としての要求を訴えた。
対道交渉では、要求課題ごとの担当主幹に対して、それぞれの分野で交渉団を組織して臨み、公契約条例については、将来展望に立った財政面や雇用労働者の立場からも交渉を進めましたが、道における担当部署が定まっていないことや財政への懸念から明確な回答を引き出すには至らなかった。
栄養教諭については、職場実態を訴えそのしわ寄せは子どもたちに及ぶものであることからも実態把握や現場調査を実施するよう申し入れを行った。
現業課題では、労働安全衛生課題について、各事業所への委員会設置に関する助言やメンタルヘルスに関する取り組み強化をはじめ、指導機関としての適切な対応を求め、できうる助言などを実施するとの一定の理解を得ている。
社会福祉関係では、職場における労働者の実態を中心に対応を求め、現場の実態への理解や助言指導努力を引き出している。
医療課題では、この間の医療問題や医師・看護士不足への対応、地域医療機能確保の取り組みなどを要求、医療現場の職場実態と合わせて道の対応の弱さを指摘し、問題解決に向けた指導強化などを求めている。
栄養教諭については、職場実態を訴えそのしわ寄せは子どもたちに及ぶものであることからも実態把握や現場調査を実施するよう申し入れを行った。
【画像】将来的な団結権付与を念頭に、課題の対応などを求める道本部消防協議会役員
消防職場においては、将来的な団結権付与を念頭に、防災航空室や消防学校等の実態から道としての対応を強く求めるとともに、消防職場においても労基法に抵触する事例などの解消、安全衛生面における課題など強く対応を求めた。
男女平等参画においては、道の女性登用問題や相談窓口における対応など、指導機関としての機能性と実効性、また自治体における女性特有の課題解決に向けた助言・指導・協力体制を要求し、農業問題については、TPP参加への北海道として懸念材料からの対応強化、戸別補償制度など農業行政を取り巻く情勢からも要求を行っています。
交渉における前進はいくつかあったものの、時間的な制約や担当主幹という立場から、明確な回答にならなかったことなど問題はあげられますが、引き続く課題も多くあることから取り組みへのチェックも行っていく必要があり、課題の前進のためにも継続した取り組みとすることが重要。
要求内容と回答については下記をご覧ください。
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