2010年09月21日

パワハラ、セクハラ、メンタル 職場復帰の対応は?=労働安全衛生講座

9月18日、2010年度「労働安全衛生講座」を開き、101人が参加した。

道本部 杉谷労働安全衛生・職業病対策委員会委員長のあいさつの後、女性キャリア育成研究所・志賀 千栄子さんが「パワーハラスメント・メンタルヘルス ~(そして)復帰後の職場対応について~」と題して講演した。

志賀さんは、「パワハラ(職場のいじめ)は、経済環境・職場環境、社会的認知度の向上、受け止める側の変化などで問題となっている。メンタルの土壌となることも多く、以前はセクハラで片付けられていた部分もある。今後、相談窓口の対応などを考えていかなくてはならない。職場復帰後の職員の対応として、①通常のあいさつ・・・声かけ②心配していたけど良かったね・・・気づき③何かあったら言ってね・・・手助け、を回りでも無理せず行うと良い」と判例を交えて話した。
 
また、職場復帰する前に、「本人と職場の責任者が医師と話し合う場を持ち、現在の職場の状況などを、医師に説明しておくことが重要」だと話した。
 

その後、第1分科会「職場点検改善」は道本部を職場点検し、改善点を話し合った。

第2分科会では、「メンタルヘルス対策」として各職場の実情や対応方法を2グループに分かれ話し合いを行った。

第3分科会では、「パワーハラスメント対策」として、2010年5月に行われた「自治労の10万人アンケート・パワーハラ実態調査の中間報告」と、各単組の現状と取り組み、問題点を話し合った。上司にパワハラの研修を聞いてもらいたいが、どのようにしたらよいか」「人員不足による仕事の多さもあり、メンタル休務者が出ている。人員確保にむけた取り組みも必要だ」「職場の安全衛生の研修時にパワハラ研修を行ってはどうか」「このような取り組みは必要」などの意見が出された。
 
今回初めての、グループワークでした。これからも、参加者からさまざまな意見を今後に役立てて行きたいと思います。

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