道本部情報

2010年08月24日

自治体職員や農業生産者が情報交換や交流=北海道「農」ネットワーク

8月22日~23日、伊達市北湯沢、ホテル第2名水亭において、北海道「農」ネットワーク第13回定期総会および研修会が開かれ、全道各地から農業生産者や自治体職員等およそ80人が参加した。

冒頭、長谷川豊代表は、「年1回の研修会だが、農業に関わる自治体職員や農業生産者が集まり、情報交換や交流をはかってきた。今後も継続し運営していきたい」とあいさつした。


【画像】長谷川豊代表

引き続き講演Ⅰの講師として、「これからの農業・農村はみんなで守り育てる~安全・安心を目指した農業人材育成を提案する(その後の風のがっこう)~」と題し講演に移った。講演では、不景気のあおりで解雇された人や脱サラ、あるいは障害者を対象に農業者自らが育てる、「農業者の育成」をめざしているが、国や市の補助金等はあるが、まだまだ資金面で苦慮しているなど、事業を推進していくうえでの問題や課題についての話しがあった。また、消費者の農業(家庭菜園などを通じて)への理解を深めることが必要だとも話していた。その後、長谷川代表の指導のもとで農業を営んでいる平賀農(ひらが つとむ)さんによる実体験や、農業への新規参入者への関わりなどについて報告した。


【画像】平賀農(ひらが つとむ)さん

講演Ⅱでは、胆振農業改良普及センターの菊地所長の「新規参入に関する事業」についての講話があった。

2つの講演では、「農業への新規参入」をキーワードに講演が行われたが、いずれも行政だけでは農業者の育成は成り立たない。地元農業者の理解とコミュニケーションは絶対に必要だと話していた。

講演の後は、定期総会を行い、2010年度の運動方針と予算について確認した。
次の日は、新規参入者の育成を行っている「風のがっこう農場」(伊達市内)を視察した。

北海道「農」ネットワークは、農業生産者と自治体職員の個人会員と団体会員の会費で組織され運営しているが、今回の総会後10人が新規加入した。

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