道本部情報

2010年08月22日

来年も参加したい!年齢を超えてともに学んだ3日間=2010アクティブ終了

本日、アクティブコースは最終日をむかえた。
午前9時から行われた公開講座には、アクティブコース受講生23人のほか一般参加者として43人(うち女性13人)が参加し、3日間の全日程が修了した。

講座第1部は、平岡祥孝札幌大谷大学短期大学部教授が、「男女共同参画と意識改革」と題し、講演した。
平岡さんは、「現代は、多様化がすすみ、“生きがいの時代”から“生き方の時代”にコンセプトが変わった。ワークライフバランス・女性の管理職登用についても当たり前になりつつある」とし、「今は多様化した考えを受け入れる時代で性差ではなく個人差」だと述べ、「人を育成するには、ともに育つことが必要。人間関係は最終的にハートで動く。思いやりをもち、しっかり話しを聞き、アドバイスしてサポートすることが大事。それが男女共同参画をすすめることになる」と強調した。
最後に「組織は、みんなで関り、目標にしたがって一人ひとりが全力をあげることが必要だ」と呼びかけた。


【画像】平岡祥孝札幌大谷大学短期大学部教授

引き続き、講座第2部では、峰崎直樹財務副大臣が、「政権交代 この一年とこれから」と題して講演した。
峰崎さんは、「政権交代は、国民が官僚主導・利権政治などに呆れ、新たなマニフェストを掲げた民主党へ期待を寄せた結果である」としながらも、そのマニフェストを行う上で予算を策定するのが非常に困難だったことを述べ、「マニフェストは財源の裏打ちがないとマニフェストとは言わない」と指摘した。
さらに、今後は「社会保障をしっかり拡充しながらも、財源再建議論を早急にしなければならない」と強調し、「政府への信頼がないと、国民の生活が第一の政策を実行していけない。みなさんとともに考えあいたい」と話した。
また、政権運営について「一番大事なことは人事で、それがうまくいったときは長く続く」と、これまでの歴史を振り返った。
最後に、「政治家が本物かどうかは、今必要なことは何なのか、解決策を持っていないと説得力がない。苦しいけれど本当のことを多くの仲間に訴えたい」と話した。


【画像】峰崎直樹財務副大臣

公開講座修了後、アクティブコースの受講者に修了証書が山上潔学校長から受講者に手渡され、「今後も自治労北海道学校で活動家育成に努めていく。参加者の皆さんも学習したことを、職場、地域で生かし担ってほしい。そのことが全体の運動を押し上げることになり、皆さんにつづく活動家が育っていくと思う」とエールを送った。


【画像】山上委員長(前列中央)を囲んで、受講生と記念撮影

参加者からは、「年齢層を超えて知恵を出し合い、ひとつのことを成し遂げることの大切さを改めて学ぶことができた」「組合活動には学習・交流・実践が大切だと感じ、学校で学んだことを十分に生かしたい」「参加して良かった。来年も参加したい」「ボジティブに組合員と語り、追求することの必要性を改めて学んだ」など感想が寄せられた。

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